ソウル旅行記「重量制限ギリギリまで買い物楽しんだソウル母娘ツアー」

3泊4日とちょっと長めの韓国旅行を、20代大詰めの娘と50代大詰めの私で行ってきました!

2010年1月土曜日から火曜日まで、3泊4日とちょっと長めの韓国旅行を、20代大詰めの娘と50代大詰めの私で行ってきました。韓国語を習ってる私は腕試し、娘は韓国コスメやその他もろもろ買い物、水原や宗廟の見学も行ってきました。ホテルはソウルナビでお世話になりホテルPJを取りました。娘は韓国4回目、私は10回目です。

1日目(2010年1月23日(土))


関空から昼便で金浦へ。
金浦からは一般リムジンバスで、忠武路まで。今回のホテルは、ホテルPJ。ツアーによく使われるホテルですが、最近改装したので部屋はとてもきれいでした。

ただ、正面玄関が20段以上もある階段なのが、だんだんつらくなりますが・・・。荷物は横にある荷物用のエスカレーターであげてくれます。正面玄関から左側の路地をまっすぐ行ってファミリーマートより手前にホテルのドアがあります。そこからならエレベーターで各階に上がることもできます。ただし、真夜中は施錠されてますのでご用心。

荷物を置くとまずタクシーで新羅免税店へ。
タクシー代金は、免税店のカウンターで領収書を見せると割引券をくれます。韓国コスメの有名店がほとんどラインナップされているので、まず、ここで買いたいものを買ってから、路面店へ繰り出します。なにしろ、街中より1割ほど安いですし、割引券も使えますので。ここに無いものを明洞などで買うとお得ですね。スキンフードやトニモリも出店してました。

次はここのシャトルバスで明洞へ。

まずは、地下街のいつもの「ラブ眼鏡」で私は遠近両用を、娘は近眼の眼鏡を二つ。ここはとても親切で、日本語の達者な店員さんが対応してくれます。予算をいえば合わせたものを作ってくれるので安心です。私の遠近は12000円、娘は二つで7000円でできました。
フォーエバー21やロティボーイ(カフェ)など、大阪には未出店のところへ。ロティボーイはふわふわで美味しかったので、次の日も行きました。

明洞から忠正路にある「ゴリラ」に行こうとホームに降りたのですが・・
今日が土曜日だったことを忘れてました。ホテルの近くの「オモリチゲ」に行き先を変更しようとしたのですが、中でつながっておらず、やむなく改札をでるはめに。T-MONEYカードを二人とも持っているのだけど、娘は、なぜか再入場できず、私は先に入ってしまったのでモタモタしていると、韓国人の女性が娘に英語で話しかけてくれました。チャージが足らないと教えてくれたのに、私は「さっきチャージしたばかりなのに」と。その人も困ってしまい、結局、再チャージ。1000ウォンしかチャージしてなかったから、1回で900ウォンがひかれるから当然でした。
「オモリチゲ」はキムチチゲが有名な店で角の建物の二階にあるのですが、下の店も似てて最初は間違えて入りましたが、メニューが二つしかなく「キムチチゲは無いの?」と聞いたら、上の店だと教えてくれました。店の表にもよく見ると日本語で張り紙がしてありました。いつも間違えられるのでしょうね。
ここでは、チゲとキムチのチヂミを注文しました。もっちりとしたチヂミは美味しかったです。

2日目(2010年1月24日(日))


6時半に早起き。今日は水原へ行きます。
地下鉄でソウル駅へ。コーレイル(日本のJRみたい)で水原へ。8時15分のムグンファを買って腹ごしらえ。娘はロッテリアでプルコギバーガーを食べたいと探しましたが見つかりません。仕方なくバーガーキングで。なぜか、ここでは韓国語がうまく通じないで悪戦苦闘。なぜかコーラーが二つにホットコーヒーが一つ。バーガーはちゃんとあってたのですが・・・。そのうえ、他の店員がコーヒーをこぼしてしまい、注文台に置いていた私のバッグにコーヒーが浸みてしまいました。タオルを貸してくれと言ったのですが「無い」と言われ、乾いた紙ナプキンをいっぱいくれたので、水をくれと言ってナプキンを水に浸してコーヒーをふき取りました。結果は、きれいに取れたのでよかったですけどね。
ソウル駅は改札に誰も立っていないので、勝手に入って勝手に乗ります。ムグンファで30分ほどで水原に到着です。
水原では、改札を出て右手に出ます。階段を降りて左手に観光案内所があります。一応インターネットで予約はいれていたのですが、当日行っても全然大丈夫なようでした。10時のツアーは日本人が7名、韓国人が2名で、ガイドさんは韓国語で話し、次に日本語で話し・・・と大忙しでした。
華城は地方都市の繁華街を城壁が取り囲むようにあります。ですから、個人で観光スポットを回るのは時間がかかり過ぎるので、このバスツアーは安くて(一人11000ウォン)便利でお勧めです。眺めの良いところ、有名な建物や場所をバスに乗ったり降りたりしながら説明を聞きます。以前、個人で行ってつまらなかった華城行宮も今回説明を聞きながら見ると全然違ったものに見えてくるから不思議です。

最後にKBSのドラマスタジオの見学がありました。
スタジオと言っても野外のセットなのですが、昔の明洞の街並みなどが再現されており面白かったです。ガイドさんが「先週来たら、イ・ビョンホンさんが撮影してました」と。ビョンホンファンの私は一度にテンションがあがり、「なんていうドラマですか?」と質問しましたが、ドラマではなく映画だそうで名前はわからないと。残念!

ランチは水原カルビ!

「バスは案内所まで帰りますが、塩カルビで有名な「カボジョン」へ行く人はここで降りてタクシーで行ってください」と案内がありました。私達はそこへ行くつもりだったのですが、日本人は全員ここで降りました。タクシーに分乗して行きましょうと、二台のタクシーで行きました。個室を出してくれたので、みんなで韓国牛のカルビ定食を頼みました。気のいい方たちばかりだったので、ビールを飲みながら韓国旅行の経験談や情報交換で盛り上がりました。

ソウル駅のスーパーでお土産ショッピング

水原まで地下鉄で来られた組もあったのですが、慣れた方が切符を買うのを手伝ってあげて全員コーレイルで帰りました。ソウル駅に着くと、駅にあるロッテマートに行きました。めちゃくちゃ大きいスーパーで品ぞろえが半端ではありません。韓国の商品はひと包みが大きい!マッコリや韓国海苔、量り売りの切干大根のキムチやお菓子をいっぱい買い込みました。
荷物が多いのでタクシーでホテルへ。ちょっと休んで、また明洞へ。娘はネットで調べてきたお店へ。雑貨のMMMGや、コスメのバニラコ。ペタンコ靴の専門店「BABARA」では、とても気に入った緑の靴があったのですが、履いてみるとちょっと痛い。少し大きいサイズは品切れだとのことで、お店のお姉さんと滞在中に取り寄せられるかなど、いろいろ相談。結局、とても足になじんだ黒のを買うことに。私の韓国語とおねえさんの日本語とを駆使して、娘も納得の買い物は終了しました。
 
そして、今晩の夕食は「テグタン」。
鱈のお鍋です。三角地駅で降りるとテグタンの店がずらり。本家もいろいろありましたが、ソウルナビお勧めの「本家」へ。店に入ると、ちょっと生臭い魚の匂いが・・・・。大丈夫かなあ・・・と思いつつもテグタンとビールを注文。日本人は私達と隣の若い女性二人組だけ。どかっとお鍋が唐辛子の粉にまみれたガスコンロの上に置かれます。セリがあふれんばかり。煮えてきたので初テグタン挑戦!鱈は生臭くはなくスープも美味しい。周りを見渡すとセリをどんどん追加してもらっています。私達はこれだけで十分だったけど、美味しいと聞いていたので、ご飯をいれてもらってポックンパッ(焼き飯)にしてもらって完食しました。

3日目(2010年1月25日(月))


今日は宗廟観光から始まります。
ホテルから歩いて行きました。9時半から日本語ガイドが始まるので遅れないように。前回来た時は、日本語ガイドが休みだったので、前日にホテルから電話で確認をしておきました。入場券を買ってから、時間があるので屋台の朝食を探しに。宗廟に向かって左手に進むとさらに道は表通りに向かってカーブしてますが、そこを行くと大通りとの角におばあさんがトーストとオデンの屋台を出していました。トーストは1500ウォンでキャベツの入ったオムレツにチーズ、スパムも入れてくれます。オデンの汁を、ひもでゆわえてあるお玉で勝手に紙コップに入れて飲みながら、焼けてくるのを待ちます。「砂糖は?」と聞いてくれるので、これはお好みで。冷えた体に焼きたてのトーストは格別です。
入場門をはいって待っていると、日本語ガイドのお姉さんがやってきます。「今日来られた皆さんは、ガイドさんに無理やり連れて来られたのではなく、自分からこの寒い日にわざわざ来られたということはしっかり説明を聞こうという方達ばかりですよね~。」とツカミ充分です。池も凍ったままの寒い中を元気なガイドさんに引率されて回ります。ここは墓ではなく位牌を祭っていることや、先祖を敬う韓国の儒教精神などをわかりやすく説明してもらえました。前回は日本語ガイドが休みだったことを話すと、「あーその頃は後輩がいなくて」とか。韓国語や韓国の習慣なども織り交ぜながら話されるので、面白くあっという間の1時間でした。
 ランチはサムゲンタン
ここからは、裏の昌慶宮まで橋を渡って行けますが、日本語ガイドは10時からで既に時間が経っていましたので、出口から出て、昨日水原で一緒になった方のお勧め「土俗村」へタクシーで。ところが「景福宮の近くのトソクチョン知ってますか?」と言って地図でも説明したのに、返事もしないで走り出した運転手さんは、勝手に三清方向へ。慌てて「西側だ」と。さすがに降りる時に5400ウォンを4000ウォンにしてくれましたが、「景福宮の近くって言ったから」とぼやいておりました。

土俗村は昼前なのに、各国人で賑わっておりました。韓屋風の店では靴を脱いでオンドルのきいた座敷に。歩き疲れたので足も放り出してくつろぎます。サムゲタンで有名な店なので二人ともこれを注文。お茶と一緒におちょこが出ます。人参酒です。白菜キムチやカクテキをつまみながら待っていると湯気のたったサムゲタン登場。大きな鶏の中にはお米や朝鮮人参、なつめなどがいっぱい。特に人参はじゃがいものようにほっこりしていました。二人とも初サムゲタンなので、他店と比べられないのですが美味しかったです。

東大門、明洞ショッピング
店を出てタクシーをひろい「東大門にあるミリオレの前に行ってください」と。今度の運転手さんはちゃんと「東大門のミリオレね」と返事してくれました。今回、いろいろなところでタクシーに乗ったのですが、はずれは、さっきの運転手だけでした。ほとんどは親切で、特に水原でカルビ屋から水原駅まで乗ったタクシーの運転手さんとは、日本語の挨拶を教えてあげたり、日本に姪っ子が結婚して住んでることまで話してくれたりと陽気でした。日本のタクシーでも、当たりハズレはありますものね。

さて、ミリオレ。・・・・休みでした。トゥンサンタワー、夜の7時から。APMは開いてました。娘はざっと見て、「夜にもう一度来るわ」と固い決意を固めます。ひぇ~・・・
今度は明洞のロッテへ。免税店ではまたまた韓国コスメ。ソルファスをお買い上げ。今回、本当の免税品は長女に頼まれたアナスイのマニキュア1本だけ。

次は下の百貨店へ。昨日も見に来たのですが、ケイトスペードのバッグ。セールは昨日までだったのですが、昨日も来たことを店員さんが覚えてくれていて、30%オフにしてくれるとのこと。それにリファンドの7%を利用すると、日本で59,800円のが34,000円くらいに。娘はあっけなく清水の舞台から飛び降りてしまいました(笑)。友達への誕生日祝いにポーチもお買い上げ。ここでも、私の韓国語が大いに役立ったようです。言葉がしゃべれるとお店の人とも仲良くなれて楽しい買い物になりました。
地下鉄でホテルに帰り、小休止。少し外反母趾気味な右足の小指にタコができて、歩くとちょっと痛かったのです。楽な格好でベッドに横になるとぐっすり寝てしまいました。
しばらく寝ると体も頭もすっきり。私が寝ている間に、娘はあふれんばかりの荷物を整理しておいてくれました。

今度は、忠正路にある「ゴリラ」へ。
ここは「モソリサル」という豚の首の内側の肉が有名なので、娘がぜひ行きたいと言っていたのですが、土日曜日が休みのため、なかなか行けなかったのです。ホテルからは2号線で行きましたが、ホームから上にあがって何も考えずに改札をでてしまったら、さあ大変。店に近い9番出口は5号線側にあり、連絡通路は改札の中にありました。仕方がないので、地上に出て地図を頼りに店を探しました。大通りから小さな路地を入ったところにありました。店は落ち着いた感じのつくりで、私達が来た時は半分ほどの入りだったのですが、瞬く間にいっぱいに。日本人は私達だけだったみたいで、韓国人のサラリーマンや若い人たちで大賑わいでした。モソリサルは綺麗な白い肉で薄いのですが、店の人は「まだまだ」とじっくり焼きます。店の人たちは日本語はあまり話さないですが、とても親切でちょこちょこ見に来てくれては、世話を焼いてくれます。香ばしく焼けた肉はニラと玉ねぎを入れたたれにつけて、お野菜で包んで食べます。香ばしくてあっさりしていくらでも食べられそうでした。周りを見ると、お肉のあとはチゲをコンロの上に乗っけてもらっているので、私達もキムチチゲを注文しました。あとで、この店はテンジャンチゲが美味しいとわかったのですが、キムチチゲも美味しかったです。大きな白菜キムチが山盛りで入っていて、食べても食べても無くならない・・・。二人で、ビール二本にモソリサル2人前にキムチチゲ1人前、ご飯2人前で34000ウォンでした。

さて、東大門へ再チャレンジ。
トゥサンタワーは久しぶりに入ったのですが、とても綺麗になっていました。以前は、半間ほどの間口の狭い店がぎっしり並んでいましたが、店の規模も大きくなり、各階にソファーを配置したり店内放送を中国語・日本語・英語で行うなど整備されていました。足の痛い私はソファーで待つことにし、娘は一人で好きなだけ見て回ることに。結局、娘はAPMで緑のコートをお買い上げ。これも綺麗な色味で大満足な買い物でした。
地下鉄でホテルへ帰ろうとしたのですが、屋台のホットクを売っていないかと探してるうちに駅を過ぎてしまい、そのまま地下道を歩いて帰ることにしました。最寄りの乙支路4街駅のコンビニに入ると、娘が探していたフリスクが!韓国で売ってるのは一個一個出てくるタイプだそうです。棚にあったのを全部大人買い。これはどうもセブンイレブンにしかないみたい。

こうしてソウル最後の夜は静かに・・・あ!お風呂のあとに酒を買いにコンビニにいきましたけどね。

最終日(2010年1月26日(火))


最後の朝です。
朝食を求めて、ホテルの近くの中部市場へ。ここは干物を中心に売ってる古くからある市場です。以前にこの市場の前にある現代レジデンスに泊まった時にのぞいてみたら干した朝鮮人参を売っていたので、是非買って帰ろうと思っていました。人参酒を作ってみたい。でも、時期が違うのかあまり見かけません。人参酒を売ってる店に干したのが少しあったので、「人参酒を作りたいのだけど」と聞いてみたら奥の冷蔵庫から生の人参を出してくれました。100グラム3000ウォンだとか。4本ほど出してくれましたが、「初めてだからこんなにいらない」と断って2本だけ買いました。11000ウォンでした。

この店でホットクとか簡単な朝食はないかと聞いてみましたが、トーストの店しかないと言われたので、おばあさんのやってる店でトーストを食べましたが、宗廟の近くの方が美味しかった。同じ店にいた地元のおばさんが、私の顔のほくろを指して「取ったら皮膚がキレイになるよ」と(すごい早口だったのでたぶん・・・)言われました。「年取ってるからいいです。」と返事しました。

さあ、いよいよ帰国です。
ホテルを出てまっすぐ南へ5分ほど行くと空港バスの停留所があります。めちゃくちゃ重くなったスーツケースをよたよたひっぱりながら行くと派手なバスがいましたが、私達の目の前で動き始めたので、「チョギヨ~!」(ちょっと!)。まだドアが開いたままだったので、止まってくれました。運転手さんが降りてきてスーツケースをトランクに入れてくれました。行きは空いていたせいか運転席の横に積んだので、娘は上まで持ち上げないといけなかったらどうしようと心配してたとか。
このバスは一般リムジンなので麻浦まではいろんなところで止まります。席はどんどん埋まり、乗れないグループもありました。高速に乗るとバスは快適に飛ばしてインチョンに到着。
アシアナのチェックインカウンターでスーツケースを預けると、娘は19.8キロ!制限重量ぎりぎり。最後は空港でジャジャメンと決めていたので、いつも行く出国ロビーの二階にあるレストランへ行こうとしていたら、娘が「リファンドの説明書きを見てたら、チェックインする時になんかもらえって書いてあるよ」と。慌ててアシアナのカウンターへ。混んでいたので、はしっこのカウンターで電話してるお兄さんの電話が終わるのを待って聞いてみましたら「Jカウンターへ行け」。なんだかよく分からないけど行ってみたら税関のデスクがあって、そこのお姉さんに書類を見せました。ここでは実物を見せなくてはいけなかったのですが、幸い手荷物にしてたのでスタンプをもらえました。しかし、ロッテ百貨店の方は返してくれたのですが、靴屋の方はそばにある箱にレシートを入れるように言われ、なんだか分からないけど入れてきました。住所は書いてあるので、たぶん後でなんか送られてくるのかと・・・。ロッテの方は出国してから、免税品の引き渡し場所のすぐそばにあったデスクで日本円で返してもらえました。靴のほうは、まだ、結果は出てませんけどね。
最後にジャジャメンを食べようと思ったのですが、ジャジャメンは中国料理屋でしか出していないので、結局、出国していつものカフェテラスへ。娘はジャジャメンと焼き飯のセット。私はカルグクス。焼き飯にまでジャジャメンのソースがかかっていました。これってお決まりみたいですね。
免税店を見て歩きましたが、結局、職場用に慶州パンを買っただけ。これなら帰りも金浦でよかったかなあ・・・と珍しく免税品に縁の無いまま終わった韓国旅行でした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-03-30

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