コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました!

韓国最大手のベッド工場見学とおまけに利川美術館見学!


みなさん、こんにちは。コーミィです。
うららかな春の陽気に誘われて、区が主催した多文化家庭の旅行に外国人妻達と参加して来ました。去年の秋にキムチ工場の見学に行ってきた模様をお伝えしましたが、今回は韓国屈指の大手ベッドメーカー工場の見学ツアーです。
ソウルから東南方向に1時間半ほど、忠清北道の玄関口にある陰城(ウムソン)郡にエイスベッド工場があります。
陰城は人口9万ほどの小さな町ですが、唐辛子や高麗人参の産地として名を知られており、また近年は企業を誘致した大規模な産業地帯でもあるそうです。そういえば道のあちらこちらに名の知られた食品工場やパン工場を目にしました。
また、国連といえばあのお方、国連事務総長のパン・ギムン氏が生まれた故郷でもあるそうですよ。

ソウルを朝9時に出発

ソウル東部ウォーカーヒルホテルの桜

ソウル東部ウォーカーヒルホテルの桜

ウムソン(陰城)インター

ウムソン(陰城)インター

ACE BED専用バス

ACE BED専用バス

オリンピック道路では途中渋滞に合いましたが、ソウル中心部を過ぎると渋滞から開放され流れはスムーズに。
向こう岸にはウォーカーヒルホテルの桜が満開で見頃を迎えていましたよ。参加者は朝鮮族と呼ばれる韓国系中国人達の参加者が多く、バスの中は中国語が飛び交っていました。中国語の挨拶なんかを習っている内に陰城ICを過ぎベッド工場に到着。

47年の歴史を持つACE BEDは、120万㎡の広大な敷地を保有し、すべての作業を円滑に運べるよう、敷地内に本社・工場・倉庫・配送センターすべてを一手集中させています。
1995年から工場見学をスタートさせ、ベッドのしくみについてだけではなく、悪質ベッドの撲滅に向け一般の方に講義もしてくれます。今日の見学コースは、マットレス生産システム見学→展示場見学→ベッド工場研究所見学→昼食→広報映像観覧→ベッドと健康についての講義と盛りだくさん。
それでは、工場見学に行ってみましょう♪

◇◇マットレス生産システム見学◇◇

工場&研究所

工場&研究所

他の見学者チームと一緒に

他の見学者チームと一緒に

工場内部へ潜入

工場内部へ潜入

自動ベッドコイル製造機

自動ベッドコイル製造機

ベッドの形になりました

ベッドの形になりました

工場内はとっても広い

工場内はとっても広い

感触を試せます

感触を試せます

完成したベッド

完成したベッド

世界第2位の規模を誇る全自動ベッドコイル製造機を搭載して、24時間フル稼働。
コイルの調整やマットレスの製造工程は人の手で厳重に管理されていました。工場内はとても広いですが、製造機周辺は少し焦げた臭いが漂っていました。清潔感あふれる工場内は見学者用の通路も整備されて、見学するのに快適でした。

◇◇展示場見学◇◇

ベッドの硬さと柔らかさについて説明中

ベッドの硬さと柔らかさについて説明中

100万円のベッドの座り心地は?

100万円のベッドの座り心地は?

マットレスは、柔らかい(高い価格)⇔硬い(安い価格)だそうです。

展示場での販売はいっさい行っていないとのこと。・・・残念! 展示場での販売はいっさい行っていないとのこと。・・・残念! 展示場での販売はいっさい行っていないとのこと。・・・残念!

展示場での販売はいっさい行っていないとのこと。・・・残念!

◇◇ベッド工場研究所◇◇

コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました! コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました!
ベッドの耐久性や体に与える影響などを検査したり研究しています。
写真の女性は、ベッドを専門に研究されている韓国第1号の博士です。

◇◇昼食◇◇

コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました! コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました! コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました!
社員食堂とは思えない、おしゃれなレストランです。・・・それとも、見学者用に作られたレストランなんでしょうか。
食事は社員食堂のようなステンレス食器に自分で盛るバイキング形式。きちんと栄養士さんがいるからか、一般食堂のような塩辛い味付けではなく、とてもおいしくいただきました。フルーツやコーヒー&お茶まで用意されて至れり尽くせり。

◇◇広報映像観覧&講義◇◇

コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました! コーミィのベッド工場見学ツアーに参加してきました!
韓国の民放テレビ局で放送された悪質なベッドの実態という特集番組を観ました。内容はかなり衝撃的!
韓国内にある130数社のベッド工場の内、60社程度がゴミとして出されたベッドコイルを再利用して新品のベッドとして輩出されているんだとか。年間8万個以上が市場に流れているんだそうです。そんなゴミ同然のベッドコイルは雨にさらされて放置されていたものなので、錆びがすごいしコイルのばねも変形して、それを知らずに購入して使用すると、体に悪影響があるんだそう。
ベッドを買う際にはマットレスの内部もチェックした方がいいそうです。すべてではないでしょうが、中国製のベッドは生地や布団の切れ端を裁断&圧縮して作った裁断マットを使用していたり、マットの中からは細菌類などが検出されることもあるんだとか。
あまり安いのは買わないほうがいいということですね。テレビ放映後は少し改善されたんでしょうか。。。

◇◇移動睡眠工学研究所◇◇

自分の体型に合ったベッドを科学的に検査

自分の体型に合ったベッドを科学的に検査

以上、工場見学は終了です。
こちらは移動式研究所。韓国各地を車で移動しながら、みなさんの体に一番合ったベッドを科学的に調べてくれます。
ベッドを購入する際はこんなことに考慮するといいものをピックアップしてみました。
①自分の体型にあったベッドマットレスを探す
②マットレスの内部をチェック
③ベッドコイルが2段に分かれたツーマットレスが体に負担がなくてよい
。(ワンマットレスはエキストラベッドのような簡易ベッドで、ツーマットレスは高級ホテルのベッドでも使用)
④ベッドの高さは床から52cm~70cm程度。

◇◇利川市立月田美術館◇◇

工場を後にした頃すでに午後4時。
そこから30分ほどで利川(イチョン)市に到着。利川は陶芸&温泉の町、お米の産地としても有名です。
利川市立月田美術館は、数日後に開催を迎える『陶芸エキスポ』の会場である、ソルボン公園のすぐ傍にありました。
韓国画の巨匠『月田張遇聖』氏の私設美術館は、月田氏の遺作の数々や国内外から集めたコレクションを見学できます。
墨汁で描かれた素朴で大胆な絵は何か心に残るものがありました。詩を書き付けた詩書画は独特な達筆さで訪れる人を立ち止まらせ熱心にひきつけられていました。
桜が満開で見頃を迎えていました 桜が満開で見頃を迎えていました 桜が満開で見頃を迎えていました

桜が満開で見頃を迎えていました

みなさん、いかがでしたか。
自分の体に合うベッドは、人それぞれ。引越しで新たにベッドの購入を考えているコーミィですが、工場見学で学んだことを考慮して自分に合ったベッドを選びたいと思います。以上、コーミィがお伝えしました!

<エイスチムデ(ACE BED)>
住所:忠清北道陰城(ウムソン)郡サムソン面サムゴクリ310-1
電話番号:043-877-1881(代)

◆工場見学◆
電話番号:016-844-7121(担当者)
ホームページ:http://www.acebed.co.kr/ (韓国語、英語)
エースサービス→見学ギャラリー→見学申請
※30人~40人の団体で参加可能(小さいお子さんの参加は不可)
※ソウル市ソチョ区ヤンジェ洞より出発

<利川市立月田(ウォルジョン)美術館>
住所:京畿道利川市官庫洞378
電話番号:031-637-0033
ホームページ:www.iwoljeon.org (韓国語、英語)
料金:大人2千W,青少年1千W、子供600W
観覧時間:午前10時から午後6時(観覧終了30分前まで入場可)
休館:月曜日、1月1日、旧正月、秋夕

◆行き方◆
ソウル→中部高速道路→西利川IC

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-05-11

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