ソウルで海鮮グルメを満喫、その1!<定番編>

海鮮鍋、カンジャンケジャンにサンナクチ!まだまだある韓国の海鮮料理をソウルで楽しもう!!

こんにちは!ソウルナビです。韓国グルメといえば焼肉など、お肉がっつりの料理がまず思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?でも海に囲まれていて海鮮物も豊富な韓国には、実は海鮮料理がたくさん!海鮮好きの皆さん、お待たせいたしました!今日は韓国の海鮮グルメを一挙ご紹介しましょう!同じ食材でも味付けや食べ方が日本とはずいぶんと違う料理がいろいろ。また種類があんまりにも多いので、今回はまず定番の海鮮料理をご紹介します。ではいってみよ!

ピリ辛!!な、韓国らしい海鮮料理

■海鮮系のピリ辛鍋
-ヘムルタン/コッケタン/テグタン/センテタンなど-

カニやタコ、エビ、貝といった海産物を真っ赤なスープでグツグツと煮る韓国の海鮮鍋。唐辛子のたっぷり入った真っ赤な辛いスープに魚介類のダシが染みた、見た目もピリ辛なお味も韓国らしい海鮮料理!使われる魚介類は様々で、いくつかの海鮮の具が入った鍋をヘムルタン、ワタリガニはコッケタン、タラはテグタン、生タラならばセンテタンなどなど、いろんな種類があり。

■イイダコのピリ辛炒め/焼き
-チュクミ-

チュクミとはイイダコのこと。イイダコに辛いタレを付けて炭火で焼いたり鉄板で炒めたり!かなり辛い料理ですが、チュクミのぷりぷりとした食感にピリ辛味がマッチしていて、お酒のおつまみに人気の料理。鉄板で炒めるチュクミは豆もやしのナムルと一緒に出てくることが多く、一緒にエゴマの葉っぱに包んでいただくと辛さが和らぐかも。シメは残りのタレでポックンパッ(焼き飯)をどうぞ!

■辛いテナガダコ炒め
-ナクチポックン-

ナクチ=手長タコを辛いタレで炒めたもの。こちらも激辛!チュクミのほうはどちらかというとお酒のおつまみ専門ですが、ナクチポックンはご飯のおかずにも。ナクチポックンとご飯を混ぜていただくナクチビビンバというのもあります。

■海鮮系チム料理
-アグチムなど-

「チム」とは「蒸しもの」という意味で、材料をタレと一緒に炒め煮したり蒸し煮したりしてじっくり煮詰めた料理のこと。魚やエビ、タコ、ワタリガニ、貝などの海産物を豆もやしと一緒に、辛いタレで蒸し煮にしたのがこちらの料理。中でもアンコウを使ったアグチムが代表的。魚介類のダシの染みた豆もやしも美味!

ご飯のおかず系


■焼き魚
-センソングイ-

焼き魚は韓国にもあり。韓国語ではセンソングイといいます。人気の魚の種類は、コドゥンオ(さば)、サムチ(さわら)、チョギ(いしもち)、コンチ(さんま)など。こってり系がお好みの方はコドゥンオかコンチ、あっさりといただきたい方はサムチやチョギをどうぞ。そのままご飯のおかずとしていただいても美味しい焼き魚ですが、韓国ではご飯と一緒に葉っぱに包んでいただくこともあり、オススメの食べ方!家庭料理の定番でもありますが、焼き魚を専門に出す食堂もたくさん。東大門市場の近くには、庶民的な焼き魚専門食堂が並ぶ通りもあります。

■魚の辛い煮付け
-センソンジョリム-

こちらは魚の煮付け。日本では醤油で煮ますが、韓国では唐辛子たっぷりの真っ赤なタレで!そして必ず大根と一緒に煮ます。ピリ辛だけど、柔らかく煮込まれた魚と大根がしみじみほっこりするお味。ご飯もすすむ~!カルチジョリム(たちうお)とコドゥンオジョリム(さば)が代表的。南大門市場の中には細い路地にカルチジョリム専門店が集まる一画も。

生もの系


■ワタリガニの醤油漬け
-カンジャンケジャン-

生のワタリガニを醤油ベースのタレに漬けこんだ蟹の醤油漬け。醤油味の染みた生の蟹の身の食感はトロトロ!ハサミで食べやすく切り、胴の部分にガブリと思いっきりかぶりついていただきます。ミソや卵の入った甲羅にはご飯を混ぜ混ぜして、カニみそビビンバ風に。何杯でもご飯が食べられちゃうことから、「パットドッ(ご飯泥棒)」とも言われます。

■刺身
-フェ-

韓国語では「フェ」。そして韓国で刺身というとファロ(活魚)、生きた魚をすぐに刺身にしていただくのが一般的。街角にいっぱいある刺身専門店の前には、必ず魚の泳いでいる水槽が置かれています。一番人気なのはクァンオ(ひらめ)で、ウロッ(メバルの仲間)、ノレミ(クジメ、アイナメの仲間)も定番。少し高価なものではトミ(鯛)、チュルドム(石鯛)、ノンオ(すずき)、春にはトダリ(かれい)やパンオ(はまち/いなだ)なども。日本でお刺身というとお醤油とワサビですが、韓国ではチョコチュジャン(酢入り唐辛子味噌)をつけたり、サムジャン(味付け味噌)や生ニンニク、青唐辛子と一緒にサンチュ(葉野菜)に包んでいただいたりします。また、刺身を注文すると、ツキダシとよばれる付け合せのおかずがたくさん出てくることも。

■テナガダコの踊り食い
-サンナクチ-

ナクチ=テナガダコを生きたままぶつ切りにした刺身。お皿の上でうにょうにょグニョグニョ動く姿はかなりグロテスク!?でも新鮮なナクチは噛めば噛むほど旨みが感じられます。塩入りごま油につけてどうぞ!慣れないと珍味に見えますが、刺身屋など生の海産物を扱うお店ではほぼ必ずある、実は定番の海鮮メニュー。

日本でよりもリーズナブルにいただける!?こんな海鮮料理もあり!


■貝焼き&貝蒸し
-チョゲグイ&チョゲチム-

日本では少しお値段が張るけれど、韓国でよりリーズナブルにいただける海鮮料理の代表といえば、ナビ的にはズバリ「チョゲグイ」。チョゲ、つまり貝を網の上で焼く、日本語でいうと「貝焼き」です。モドゥム(盛り合わせ)を一つ注文すると、かなりの量の大小さまざまな貝が運ばれてきてビックリされる日本の方も多いのでは!?貝はそのまま焼くものもあれば、チーズやキムチなどをのせて焼くものも。できたてアツアツの貝焼きは焼酎のおともにぴったり!ちなみに、貝を焼くのではなく蒸したチョゲチムというメニューもあり。

■ふぐ料理
-ポッチリ/ポッメウンタン/ポッティギム/ポップルコギなど-

日本でよりもお手頃なお値段でいただける海鮮料理、お次はフグ!お刺身は高価で、チャムボッとよばれるトラフグならばやっぱりかなりお値段が張りますが、トラフグ以外のフグを使ったお鍋などは比較的リーズナブル。ニンニクやセリ、豆もやしのたっぷり入ったチリとよばれる鍋は日本のふぐちりとは違いますが韓国独特の味わいでフグの旨みを堪能できるはず。そのほか辛い鍋、メウンタンにしたり、辛い味付けをして焼くプルコギにしたり、ティギム(天ぷら)にしたりします。
いかがでしたか?今回は定番モノをピックアップしてみましたが、これだけでもいろいろあるでしょ!?海鮮好きの皆さん、旅行中の食事プランの参考にしてみてくださいね。さて、次回はソウルで食べられるちょっとマニアックな海鮮料理編をお届けします。どんな海鮮料理が出てくるか!?お楽しみに!以上、海鮮マニアのソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-11-15

ページTOPへ▲

関連記事

ソウルで海鮮グルメを満喫、その2!<季節のオススメ編>

ソウルで海鮮グルメを満喫、その2!<季節のオススメ編>

ソウルで食べられるちょっとマニアックな韓国の海鮮珍味を季節ごとにご紹介!

その他の記事を見る