コーミィのキムジャン体験旅行に行ってきました!

キムチ工場見学とキムチ作り、おまけに国宝級陶磁器見学!

みなさん、こんにちは。コーミィです。
もうすぐ10月も終わりですね。11月に入り段々寒くなり始めるとあちこちから”キムジャン”という言葉が聞こえてきます。毎年寒い冬を越す前に、この時期のみずみずしくておいしい白菜を使って家族総出で年に一度大量のキムチを漬ける時期を言うんです。コーミィ家族はキムチの消費量がものすごく少ないので、義母が漬けたキムチを少しだけおすそ分けしていただく程度。今までにキムジャンをお手伝いしたのは2年前に一度っきりで、娘が生まれてからはお手伝いに行くこともなくなってしまいました…。

外国人妻達の日帰りバス旅行に密着!


今日は外国人妻の集いに参加してキムチ作りに挑戦して来ました!!
キムチメーカー最大手の“宗家(ジョンガ)キムチ“工場見学とキムチ作り、そして国宝級の陶磁器見学と目白押し。
今回の旅行、参加費はなんと無料!!たまたま区の施設でパソコンを習っていて、そこから情報を得ました。
旅行内容が充実していて無料とあっては参加申し込みにそれはそれは殺到しました。
すぐに人数に達して受付終了。
友人はキャンセル待ちでなんとかギリギリ申し込むことができました。
遠出する為小さい子供を連れて行くことはできなかったので娘を保育園に預けての参加となりました。
初めての子なし旅行。久しぶりに友人と楽しむぞ~♪

高速に乗って2時間♪

行って来た所は、江原道の横城(フェンソン)。ここに宗家(ジョンガ)の工場があります。
豊かな自然がいっぱいのこの地域で育った地元の新鮮な白菜を使ってキムチが作られています。
貸切バスでヨンドン高速道に乗って東へ約2時間。
朝8時に出発し、途中パーキングエリアでトイレ休憩をして予定の10時にキムチ工場に到着。
ヨジュ休憩所

ヨジュ休憩所

宗家(ジョンガ)キムチ工場

宗家(ジョンガ)キムチ工場

10分ほど宗家(ジョンガ)キムチPR映像を見た後、工場の案内係りの方からキムチの歴史について説明を受けました。3000年の歴史がある韓国のキムチは元々辛くない塩漬けの漬物だったんです。野菜が収穫できない冬の常備食として、韓国ではキムチという形で先祖代々から長い間伝えられてきたんですよね。
<昔>チムチェ(沈菜)→ティムチェ→ディムチェ→ジムチェ→キムチェ→キムチ<現在>
時代と共にキムチの名前が変化。お馴染みキムチ冷蔵庫のネーミングはここから来てるんですって。

エプロン&帽子を着用し大きな機械の中で消毒。
スタッフの方から簡単に説明を受けて、さっそくキムチ漬けに取り掛かりました。


白菜の塩漬け&キムチの素(ヤンニョム)を作る工程だけでもかなり時間がかかるのですが、すでに工場の方で準備をしていただいていたので、ヤンニョムを白菜に揉み込むだけの簡単な作業のみ体験しました。
宗家(ジョンガ)秘伝のヤンニョムを使って漬けたキムチはすぐにスタッフの方が袋詰めをしてくれて本日のお土産になります。

建物を移動して実際にキムチを作っている工場の見学に向かいました。
また機械の中で消毒を受けて階段を上ってさらに奥へ。
一部写真撮影ができない所があり、説明だけ聞きながら通りました。

工場を見学しながら品質管理を徹底している様子が良く分かりました。キムチを漬けて包装するのは人の手だったりして、けっこう機械に頼らず沢山の人が働いていたんですね。


キムチを漬けて工場を見学したらだんだんお腹が空いてきました。
昼食は、宗家(ジョンガ)キムチの試食を兼ねて、工場の食堂でお昼をいただくことに。
セルフサービスでご飯とおかず類を盛って、チョングッジャン(納豆スープ)を受け取ってテーブルに着きました。
5種類のキムチがおいしそうです。

食事はとても薄味でびっくり。
こんなに薄い味付けは韓国で初めて食べました。
薄味好きのコーミィは口に合いましたが、濃い味付けが好きな友人にはなんだか物足りなかったよう。
キムチを作っている工場だから味覚を大切にしているのでしょうか??
5種類のキムチは中々おいしかったです。(こちらは薄味ではなく普通に濃い韓国の味付けでした)
特にベッキムチ(辛くない白菜漬け)は美味でした。

食事の後はキムチの予約販売があり通常の20%オフで購入できました。
自分達で漬けたキムチ(2kg)と宗家(ジョンガ)のお豆腐1パックをお土産にいただきました。

バスに乗り込み工場を後にして走ること10分。
最後の見学地、陶磁器工房に着きました。
こちらは、韓国無形文化財の瑚峰・張松模(チャン ソンモ)さんが無料で運営する工房です。
韓国歴代大統領や海外の著名人も来訪されましたよ。
青磁や白磁に人生を注がれた張松模さん自ら展示室を周りながら説明していただき、初心者の私たちにも分かりやすかったです。
展示室の隣では直接販売をしていました。
かわいい湯呑は2個セットで6万ウォン。(2009年10月現在)

青い空と紅葉のコントラストがとてもきれいでした。
しばし自然の中でリフレッシュ。あちこちでパシャパシャ写真を撮った後、最後に全員で記念撮影。
楽しいことって本当にあっという間ですよね。
バスに乗り込み帰途に着きました。
ちょうど紅葉が始まっていて、いい時期に旅ができました。
休憩に寄ったカピョン休憩所目の前に迫る山の紅葉もすごく素敵でしたよ。

みなさん、いかがでしたか?
普段何気なく食べているキムチですが、白菜からキムチになるまで色々な過程を経て食卓に出されていることを学ぶことができ、一層キムチに愛着が持てました。
この旅行で外国人ママ達とも仲良くなって思い出に残る旅となりました。さっそく自宅に帰って自分で漬けたキムチを堪能しましたよ。
今年は義母の家にキムジャンのお手伝いをしに行こうかと心入れ替えたコーミィがお伝えしました。

<宗家キムチ>
会社名:大象(デソン)FNF㈱
住所:ソウル市 東大門区 新設堂101-2 キョンヨンビル 8階
電話番号:02-3290-8889
ホームページ:http://www.zongga.com/ (韓国語のみ)

<宗家キムチ 横城(フェンソン)工場見学申請方法>
個人申請:ジョンガフードショップ(zongga.com)会員のみツアー申請可能
団体申請:35名以上40名以下で申請可能
住所:江原道 横城郡 横城邑 墨溪里43-2
電話番号:080-080-8864(ツアー問い合わせ)
ホームページ:http://daesangfnf.com/ (一部日本語あり)

 <湖峰 張松模(チャンソンモ)陶磁研究院>
住所:横城郡 公根面 蒼峰里 533
電話番号:033-342-0011
ホームページ:http://www.jangsongmo.com(韓国語のみ)

◆行き方◆
ソウルからヨンドン高速道路→横城IC→ 5番国道(ホンチョン方面)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-10-30

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