ブラックプーさんの「３７歳！男ひとり旅！メタボまっしぐら！食い倒れの旅！Part６！」2011年12月7日（水）～12月11日（日）

■１２月７日（水）（１日目）

早朝の都内より京成スカイライナーを使って成田空港へ。天気も抜けるような青空、成田空港はクリスマスムード一色に飾り付けられていました。そして毎度毎度の大韓航空ＫＥ７０２便（ＰＭ１２：５５発・仁川空港ＰＭ１５：２５着）にて一路ソウルに向け出発！機内食の鳥の炒めものといつものハイツメッチュでまずは乾杯！その後はたまたま席が隣どうしになったご夫婦と、着陸まで韓国の話題で盛り上がり楽しい時間を過ごしました。

あっと言う間に仁川空港に到着。５Ｂ乗り場から空港バス６００２に乗っておなじみの鍾路３街へ。ベース基地は今回も「ドロスホテル」、これまた定宿なので外国に来た感が正直ありません。（笑

スーツケースを置いて、さぁ６回目の食い倒れの旅の始まりぃー！今回はほとんどの日程が久々のソロ活動です。美味しいものをたくさんいただきますよ～！
　
鍾路３街→５号線→孔徳→６号線→上水駅1番出口よりまず向かったのがサムギョプサルで有名な「トジョッ（도적）」。人気店のようで情報によるとすぐに満席になってしまうそうです。店内は木造で落ち着いた雰囲気です。既に何組かのお客さんが居ましたが早速席を確保して名物の「カルサムギョプサル」２人前と「ソジュ」を注文しました。

運んできたサムギョプサルの厚さを強調するかのような、肉を石鉄板に立てるパフォーマンスに思わず「おぉ～」っと唸り、肉が焼けるまで生のニンジン等をかじりながら、まずは今年一年頑張って仕事をした自分にソジュで乾杯！ひとり忘年会のスタートです。
肉が焼けたので早速ソースをつけてひと口。肉の甘い脂がジュワっと出てなかなか旨い！生のタマネギと一緒に食べてもこれまた旨い！そしてソジュをキューっと流し込んで、うーん、やっぱ韓国いいわ～と改めて思いました。ひとりなので食べる事に集中してしまいすぐに完食。もう少し食べたかったのですがこの後の予定も有るのでここは我慢しました。

次は来た道を戻る途中にある「Kyo Bakery」に立ち寄りました。ここは韓国のTV番組で「韓国一うまいメロンパン」と紹介されていたのでどうしても食べてみたかったのです。店内には様々なパンやケーキなどが多数並んでおり、仕事帰りのＯＬや地元の学生達で混み合っていました。お目当てのメロンパンは入ってすぐのホットコナーに有ったのですぐに見つけられました。日本のメロンパンとは違い表面に切れ込みが入っておらず大きさも若干小ぶりでした。購入したメロンパンは後で食べるためにお持ち帰りしました。

続いて、そこから２軒隣にある地元では知らない人はいないほどのチキンの有名店「レゲチキン（레게치킨）」に突入。門構えから超個性的な雰囲気です。入口は奥まったところにあり知らなければちょっと入店できない感じです。店内は薄暗く、やはりレゲエミュージックがＢＧＭで流れていました。
一番奥の席に陣取り早速名物の「レゲエチキン」と「生ビール」を注文。生ビールは２種類あり、かっこいい店員のお兄ちゃんにどっちが人気なの？って聞いたら「ＰＩＬS」だと云うのでその５００ｍｌを注文しました。
大きなグラスに注がれて出てきた生ビールで本日２回目の乾杯。カレー味のポップコーンをつまみにチキンが来るのを待ちました。かなり時間がかかって運ばれてきたチキンを早々にひと口、低温で長時間揚げたような感じで（←たぶん）サックサクの衣の中はジューシーなチキン、変に香辛料などの臭いも無く、これ旨いです！今迄に食べた事のない感じのチキンでした。　多少衣がボロボロ落ちますがそんなのは気にしません。アンチョビソースにつけても美味っ！これは人気店だけのことはあります。
実際平日にも関わらず、僕が食べている間にも外で何組もの待ちの行列ができていました。またソウルの隠れた名店に出会えてうれしくなってしまいました。２次会などのお店としてもお薦めの一店です。（弘大駅近くにもう一店舗あるそうです。）

お腹具合も良い感じになったので、そこから弘大方面へぶらっと。さすが若者の街だけあって学生などで活気がみなぎっています。歩いていると量り売りアイスの「SnowSpoon」を発見したので興味本位で入店。自分で好きな大きさのカップを選び、好きなアイスを好きなだけカップに入れ、トッピングをして最後にレジで計量してお支払いというシステムです。
僕も他の人を真似てやってみました。購入し２階に移動して食べてみましたが、ヨーグルト系のさっぱりした味が先程迄の脂分を取り除いてくれてくれます。更にさっき買ったメロンパンも取り出し食べてみると、中はしっとり、甘さも程よく旨かったです。

さてさてそれから弘大の街をぶらぶら歩きまわって再び上水駅方面へ。今晩の〆をいただくべく先程のレゲエチキン近くの「ミョヌリ・パップルコッ（며느리 밥풀꽃）」へ。クチコミではここは牛肉クッパが絶品で有名なお店。全羅南道の味を再現しており、さっぱり味なんだそうです。で迷うことなく「牛肉クッパ」を注文。
すぐに運ばれてきたクッパをひと口…酸味が軽く効いてたしかにさっぱりした味で美味しいです！そこにごはんをガバッっと入れ一心不乱に大汗をかきながらかき込み完食しました。満足です。

初日から美味しいお店にたくさん出会えて幸せな気分で、鍾路３街に戻り7-11でいつもの梨アイスを買いホテルへ。胃もたれもなく初日の夜は深けていきました。

■１２月８日（木）（２日目）

おはようございます。さぁ今日は『韓国ドラマ・ロケ地巡り祭り』で一日ソウル市内を縦横無尽に闊歩しますよ。
先ずはホテルの朝食をガッツリ食べてスタート。天気も良く雨や雪の心配はまったく無さそうなので安心です。鍾路３街→１号線→ソウル駅の1番出口からロッテマート前を通りすぎて反対方面へ移動。そこから横断歩道を渡り中林洞役場前を通って坂道を上がって行きました。小学生達が、デカイ外国人が寒いの汗をかいて歩いている姿を珍しそうに見ていました。でも僕が笑顔で「アンニョン♪」と云うと笑顔で元気よく返事してくれました。やはり子供の笑顔は世界中どこに行ってもいいなーなどと実感した次第です。（笑
やっとこさ急坂を登りきったところにあるのが、韓国ドラマ「４９日」（邦題・私の期限は４９日）のソン・イギョンの家。このドラマは僕の今年ベストドラマの一本です。ドラマ内で何回も登場したイギョンの家、ドラマのワンシーンが思い出されます。イギョンが買い物をしていたお店もすぐ近くにありました。坂道はツライですがここまで来れて良かったです。

写真を撮りまくってからソウル駅まで戻り、駅横のバス停「ソブヨッ（서부역）」から次のロケ地へ移動。７０２４バスに乗って１０分くらいの「ポンウォンサ（봉원사・奉元寺）」で下車し、そこからまた急坂を上がると、今度はこれも僕の中では今年のベストドラマの一本になる「最高の愛」のク・エジョンの家に到着です。
すごい急こう配の場所に家が建っており立っているのもツライくらいでした。しかし、ここでトッコとエジョンが「充電キス」をしたんだよなぁ～などとひとりニヤニヤしながら連写。どうやら現在は家には誰も住んでいない感じでした。

さらにそこから平倉洞の高級住宅街を歩いて５分くらいのところにあるハナ幼稚園…そう！ドラマ「最高の愛」で大人気の「ティントン」の通う小学校として使われていた場所も訪れました。今にでもティントンが学校から飛び出してきそうです。

次にそこから下ってすぐの「最高の愛」のトッコ・ジンの家に移動。家の外観として使用されていたのは「金鍾瑛美術館」で、エジョンが紫のスニーカーを持って座っていた場所や、ドラマ内で良く使われていた石階段もちゃんとありました。

ドラマロケ地巡り祭りの前半戦はこれで終了し、お待ちかねのランチターイム！バス停まで徒歩移動して、また１７１１バスに乗車してソウル駅まで戻り、それからソウル駅→４号線→三角地と進み、１１番出口を出てすぐの中華料理店「明華苑」に入店しました。
お昼前なのに既に店内は満席状態でしたがなんとか座れ大好物のチャジャンミョンを注文。本当はみなさんが注文している名物のチャンポンやタンスユ（酢豚）も食べたかったのですが、さすがにひとりでは無理なので次回まで我慢しました。運ばれてきたチャジャンミョンを勢いよくかき混ぜて食べたら、うぅ旨い！歩きまわってお腹が減っていたので余計に旨い。
席も全部埋まって外には行列もできていたので速攻食べ終わって店をあとにしました。名物のチャンポンとタンスユはいつか絶対に制覇してやろうと、ちっちゃな野望を胸に駅へと向かいました。

今度はそこから三角地→４号線→総神大入口（梨水）駅→７号線→内方駅と移動し、５番出口すぐの「COFFINE GURUNARU」へ。なぜ数多くあるGURUNARUの中でこの場所に立ち寄ったかと云うと、ここはドラマ「４９日」で登場するソン・イギョンが働いていたGURUNARUなんです。ちょうど食後のコーヒータイムなんでアメリカーノを注文。アガシに聞いたらポスターを指をさして「ここで撮影してました」と云ってました。

しばしのコーヒーブレイクを終え再びランチタイム！当然チャジャンミョン一皿でランチが終わるはずはありません。
内方駅→７号線→高速バスターミナル→３号線→忠武路駅と移動し、８番出口を出て逆方向へ歩いてすぐの「オバルタン（오발탄）忠武路店」に入店。まだ店内はできたばかりのようで新しい感じです。早速、名物の「特上ミノ」と「テッチャン」を各一人前とメッチュを注文。１人前２８０００ｗと２７０００ｗと価格は高めですが、店内は平日の昼間なのに大勢のお客さんで賑わっていましたので、こういう店は確実に旨いな！っと根拠のない自信。
そうこうしているうちに、特上ミノとテッチャンとサービスでちょっぴりハツが運ばれてきました。それをアジュンが手際よく焼いてくれている間に充実したおかずを食べると、これが普通にウマイ！これだけでメッチュがガンガンすすみます。
ホルモン系はいつが食べごろかわかりにくいのですが、食べごろになるとアジュンマがこれはもう食べられるよっと取り分けてくれます。で早速ミノとハツを食べてみると、うわぁぁぁー旨い！今まで食べていたホルモンは何だったんだ！？っと思うほど絶品です。もちろん肉自体の新鮮で美味しいのですが、このタレが絶妙にうまいです！、次にテッチャンが焼けるのを待って食べると、中に詰まっている脂が甘いことっ！ぎゅっと噛むとジュワッっと甘い脂が口中に広がります。それをソジュでキューっと流し込み「チェゴー！＆ヘンボー！」とひとり興奮状態でした。また〆に出たパッピンスが、しつこさの残る口の中を、適度な甘さでさっぱりさせてくれて美味しかったです。
韓国で初のホルモンで多少不安がありましたが杞憂でした。いやー本当に美味しくて大満足でした。量も決して多くはなく、価格もちょっと高めですが、次回以降もまた絶対リピすることにします。

そこから忠武路駅→４号線→漢城大入口駅６番出口を出てすぐのバス停から２１１２バスに乗って「ソンブクチョゴ（성북초교）」バス停で下車、バス停から歩いて６分程で本日最後のロケ地、ドラマ「４９日」のハン・ガンが経営するレストランとして使われていた場所に着きました。実際は「ＡＮＤＯ」というカフェになっていて本日３杯目のアメリカーノを注文。店内を色々撮影させてもらい、屋上のテラスのここからはハン・ガンがイギョンの来るのを眺めていたなぁ～。これで今日のロケ地巡り祭りは終了、予定していたすべての場所を回れて達成感でいっぱいです。

早々にコーヒーを飲み終え、まだお腹が一杯ではなかったのでカンジャンケジャンの有名店である「クッカジョンウォン（국화정원）」へ移動したのですが、まさかのおひとり様はダメ宣告…ガッカリでした。二人前食べるからと言ってもうまく言葉が通じず入店できませんでした。

しかしそんな時の用意は万端です！から動揺はしませんよっ！そこからバスに乗って漢城大入口駅まで戻り→４号線→東大門→1号線→鍾路３街駅まで移動し、タブコル公園横を通って久々の仁寺洞へ。先ずは両替所で両替してから、そこからすぐ近くの「カルビチム」で有名な「カンナムミョノッ（강남면옥）」仁寺洞店に入店。カルビチム（小）とメッチュで本日のロケ地巡り祭りを全制覇できたお祝いにひとり乾杯！
運ばれてきたカルビチムの量を見てビックリ…小ですよね？と再確認する程の量でした。骨付きのカルビですが、ハサミで切るというより、骨からそぎ落とす感じでホロッと肉が簡単に剥がれます。食べてみるとものすごく柔らかくて香辛料の強い臭いも無く、ピリッ辛で、日本人にも好まれる味です。ここもまたうまい店リストの仲間入りです。量が多いので食べきれないかと思いましたが、とにかく柔らかいカルビなんで完食しちゃいました。美味しかったぁーごちそうさまー！

店を出たら冷たい風が吹いていていましたが、私の場合は刺すような寒さでもなく、なんとかポロシャツ１枚でも平気でした。　さてお腹もいっぱいになり、仁寺洞に何か面白いものでもないかと歩いているとハングルで書かれたキャップを発見。字面は「コッミナム（곧미남）」（もうすぐ美男子になる！？）っという意味らしく、僕にピッタリじゃん（笑）、と云う訳で購入決定。さらに物色していると、時代劇の王様の衣装をモチーフにしたＴシャツを発見、店内に入ってみるとアジュンマが色々紹介してくれました。サイズも色々あるようなので、時代劇好きの友達のお土産に一枚購入しました。これを着たら、あなたも王様気分に浸れる？かも知れませんよっ！（鍾路側から仁寺洞に入ってすぐ右手の大きビルの１階に売っていました。）

今度は仁寺洞から鐘閣方面に歩き、途中の大きな書店で来年のシステム手帳をみたり韓国語のテキストを買ったりした後、まだ若干飲み足りなかったので地元で有名な居酒屋「チットンカリセンチュ（짚동가리쌩주）」へ入店して生ビールと簡単なおつまみを食べ、さらに屋台に寄ってキムマリ天ぷらのトッポッキがけや、タコッチを肴にソジュを楽しみました。しかし明日の初の地方行きを考え、今宵は深酒を避けホテルに戻り早々に就寝しました。

■１２月９日（金）（３日目）

今日はいつもより若干早起きをして高速バスを使った初めての地方へのひとり旅です。天気は良いもののまだ外は暗い中ホテルを出発。地下鉄の入口には毎朝無料の情報新聞が置いてあるのでいつももらっています。（全部の意味は判りませんが）無料にしては内容が充実しており移動の際に読むようにしています。
鍾路３街→３号線→高速バスターミナル駅に到着。まだ朝も早いせいかターミナル内の食堂は閉まっている店がほとんどでした。今回の目的は最近ドラマ撮影の誘致にチカラを入れている「清州市」。（ご存じ「製パン王・キム・タック」などのロケ地です）乗り場は京釜線ターミナルなのでそちらに移動。清州行きのチケットは第３チケット売り場なので若干離れています。清州行きは１０～１５分おきに出発していたので、ＡＭ７：３０のバスの切符を購入し、出発までの時間を利用して売店でメッチュとイカの乾物、それにキンパ２本を買いバスに乗り込みました。朝早いので乗客はほとんどおらず、ひとり席でのびのびできました。バスは時間どおりに出発、車内前方にはには大きいテレビがありますし、座席にもゆとりが有って足を十分に延ばせました。他の乗客のみなさんはサラリーマンのようで着席した途端寝ていましたが、僕はその横で先ずは缶メッチュを「プシュ」っと空けカンバーイ！うぃ～朝ビールは最高っす。

　イカのおつまみを肴にテレビを見たり、先ほどの情報紙をみながら快適です。早々に飲み終わり続いてキンパに突入。うーんやっぱり朝はご飯だなぁーなどと思いつつ２本を軽々完食。お腹もいっぱいになったのでしばしうとうとっとしたら１時間３０分であっと言う間に清州に到着です。
っが、バスを降りてみると雪が舞っている…帰りのバス大丈夫かなっと心配しつつ、とりあえず行動開始です！

先ずはタクシーに乗車して清州では有名な「西門うどん」へ。到着して店のガラスを見ると、あれっ？現在韓国で放送中のドラマ「栄光のジェイン」のポスターが？。まさかっと思い店内に入ってアジュンマに聞くと、なんでも「栄光のジェイン」の撮影を清州でしているようです。完全にリサーチ不足でした↓。
しかし気持ちを立て直して名物の「うどん」とドラマ「製パン王・キム・タック」の中の一次試験の課題「世の中で一番お腹がいっぱいになるパン」としてタックが作った「麦パン」を購入。（この「西門うどん」はうどん屋ですが、何種類ものパンも売っています。）「麦パン」は朝早いのでまだ今日の分が焼きあがっておらず昨日の売れ残りでしたが気にしません。
店内でも実際に「キム・タック」の撮影が行われたそうで、カット写真や出演者のサインなどが貼ってありました。「麦パン」はかなりのボリュームで、中にはトウモロコシが入っていましたが味は旨からず不味からず…でとりあえず完食しました。その後運ばれてきたうどんには油揚げなどが入っていて日本のうどんと似ていました。さすがに朝からキンパ×２＋パン＋うどんでかなりの満腹感です。

朝から炭水化物ばかりを十二分に摂取し、店を後にしてHome Plusの横を歩き、大通りの「チハサンガ（지하상가）」バス停から８６２バスに乗車して、清州観光名所の１つ「上党山城」へ。「サンソンナムムン（산성남문）」バス停で降りる頃には天気もすっかり晴れ、さすがに晴れ男だけの事はあります。（笑
バス停を降りるとすぐ目の前に案内所があったので日本語パンフレットをもらって散策開始。ここは時代劇の「太王四神記」や「大祚栄」などでも撮影に使われたそうです。早速南門へ向かっていくとものすごい坂道。（この旅は坂だらけのような気がします）普通に立っていられないような坂道をゆっくり上がると雄大な南門が姿を現しました。眼下を見渡すと晴天下に雄大な風景が広がり、ソウルではなかなか得られない地方ならではの醍醐味を味わう事ができました。本来なら東門方向に歩く一周４Kmの城壁沿いのトレッキングコースなんですが、見るとスゴイ坂道の連続なんで断念しました。地元の方々がトレッキングの恰好をしてたくさん歩いていました。
その他の展望台などを見て回り、マウル土俗飲食村まで戻ってコーヒーを飲んで小休止した後バスに乗車して清州市内まで戻りました。

市内に入って下車し、今度はタクシーを拾って「寿岩コル(수암골)」へ到着すると目の前に「キム・タック」で撮影に使われていた「パルボン・ベーカリー」が飛び込んできました。店の前でタックが正座していた場所…ここでパルボン先生と２回目の出会いをしたんだよな～などと思い出しながら店内に入りました。店内のドラマ展示物はだいぶ減ったようですが、台本や撮影風景のカット写真などが置いてありました。肝心のパンですが、やはりここでは「麦パン」とタックが子供の頃好きだった「クリームパン」を購入しました。２階もアジョシに案内してもらい、そこで今買った２つのパンを食べました。これといった特徴の無いパンでしたが一応記念ってことで美味しくいただきました。（笑

そこを出て道の反対側には「寿岩コル」が。ドラマ「カインとアベル」で撮影で使用された場所です。入口には韓国語・日本語・中国語の案内パンフレットが置かれていました。判り易いパンフレットのおかげでチョインとヨンジがケーキのろうそくを消すシーンを撮影した場所などがすぐに見つかりました。何枚か記念撮影し「寿岩コル」後にする頃にはまた天気が悪くなり雪まで舞ってきました。

動きまわったらお腹もこなれたので、今日のランチは清州名物「チャグリ・チゲ」にしました。この「チャ」の発音はかなり強く言わないと通じません。最初まったく通じませんでした。
タクシーに乗って清州総合運動場の近くにある「ナグォンプルコギ（낙원불고기）」に入店するとお昼時ということもあって地元のサラリーマンやＯＬの方々がたくさん食事をしていました。見ていた限りやはり全員が「チャグリチゲ」を注文してました。僕も「チャグリチゲ」一人前と清州の美味しい水でつくられたソジュ「シウォナンチョンプン（시원한청풍）」を注文。アジュンマがおかずを運んできてくれましたが、やはり地方はおかずの品数が、ソウルより１～２品多い気がしました。先ずはソジュをグイッっとやると雑味が無く本当にスッキリした味わいでした。やはり水が良いとソジュの味もぜんぜん違います。
（韓国のソジュは高い度数の原液を水で薄めて２０度前後にするそうなので、その水が美味しいと旨いソジュになるようです。）

運ばれて来た「チャグリチゲ」は強火でグツグツ煮込まれ、汁気がなくなってくるとアジュンマが中に入っている肉を切って更に煮込んでくれます。チゲなのにほとんど汁がないのが「チャグリチゲ」の特徴だそうです。中を見るとお肉がゴロゴロ、むしろ野菜がぜんぜん見当たりません。早速ひと口食べるとちょうど良い辛さで、肉が煮詰まった汁に絡んで旨っ！ご飯との相性も抜群でこれは人気がある訳だっと確信しました。清州名物「チャグリチゲ」一度食してみても後悔はないと思います。

店を出てその清州生産のソジュ「シウォナンチョンプン（시원한청풍）」を買おうと思っていたんですが、酔って忘れてしまいました。（その後ソウルに戻って探しましたけどありませんでした、涙）
タクシーに乗って清州高速バスターミナルに戻り、ソウル（江南）行きへのチケットを買って清州を後にしました。さすがに酔っていたのでバスの中では爆睡。僕自身韓国で初めての高速バスの旅で最初はドキドキしましたけど、無事行って来れてとても楽しかったです。

渋滞も無く時間どおりに高速バスターミナルに到着し、今宵は以前の食事会で出会った方と待ち合わせて『２０１１年忘年会inソウル』。待ち合わせの時間まで時間があったので、高速バスターミナル→７号線→大林駅→２号線→新道林駅へと移動して「テクノマート」内の「Ｅマート」にてお買い物。ＥマートではＰＢ商品のガムなどを大量購入、店内は金曜日の夕方だけあって地元の方で混み合っていました。

待ち合わせの時間になったので新道林駅２番出口で落ち合い、歩いて３分の「オシムスギカルビ（오 심숙이 갈비）」に入店。ここは５月にも一度来店していて、あの美味しい「テジカルビ」が忘れられず、一次会はここしかないっしょ！っと決めていました。っが、店内はほとんどが予約席で全席満席状態と、やはりここは人気店だと確信しました。店のヌナにお願いすると予約席を一席空けてもらえ、なんとか席が確保できました。「コマヲー・ヌナ！」。早速「テジカルビ」二人前と「モクサル」一人前とメッチュを注文。
先ずは久々の再会と、頑張ったお互いの今年一年に乾杯っ！テジカルビも運ばれてきて、早々にひと口。うあぁ～やっぱりここのテジカルビは柔らかくて旨い！勿論モクサルの味も最高でした！同行の方にも気に入っていただけたようでひと安心です。
ソジュも追加で注文しお互いの近況報告や韓国ネタを話していたら、次第に予約席の宴会も始まり店内大繁盛状態、席も借りていたので早々に退散。あ～美味しかった、また必ず来ようと思いました。

まだまだ行きま～すと、二次会へ移動。新道林駅→２号線→忠正路駅８番出口からすぐの缶チキンで有名な「ケニャ・ビオケンチキン（겐야 비어캔치킨）」へ入店しました。店内はまだ客の入りがまばらでしたが、ここの名物「チキン」と生ビールを注文し、改めて本日２回目のカンパーイ！
すぐに名物のチキンが丸ごと筒に立てられた状態で運ばれてきて、それに目の前でガスバーナーで焼き目をつけて鉄板に切り分けたら出来上がり。柔らかくジューシーで旨いっ！生ビールもすすみます。油で揚げたチキンと違ってあっさりしているので結構たくさん食べれちゃいますよ。またここでも様々な話をしながら楽しいひと時が過ごせました・・・って、これでまだ終わりじゃありませんよ！同行の方もかなりたくさん食べて飲まれる方なんでまだまだ次に行きますよっ。

忠正路駅→５号線→鍾路３街駅まで移動し今度は地元で有名な屋台居酒屋「ハンシンポチャ（한신포차）」へ。本店は江南にあって弘大店などもあるようです。早速入店してここの三大名物「ハンシンタッパル（한신닭발）」「ヘムルモドゥムプックン（해물모둠볶음）」「サチョンタルナルゲティギム（사천닭날개튀김）」とソジュを注文。ちょうどテラス席が空いていたのでそこに着席し、ソジュで本日３度目の乾杯！三大名物も続々と運ばれて来ました。
　「海鮮炒め」と「手羽先の揚げもの」は…それなりの味。問題は「タッパル」で見た目はかなりグロテスクなんですが挑戦して食べると「うぎゃーかなりの激辛っ！」唇に激痛が走るほどの辛さでほとんど手がつけられませんでした。しかし店内は地元の方々でかなり賑わっていて、ここも人気店なんだと実感しました。

■１２月１０日（土）（４日目）

昨晩はたくさん飲んで食べたにも関わらず二日酔いや胃もたれもせず体はいたって順調。ホテルでの朝食を済ませ早速スタート！鍾路３街→５号線→新金湖駅２番出口から横断歩道を渡って左手すぐの「ユチョンチンネンミョン（유천칡냉면）」に入店。まだ開店したばかりの店内ではあわただしく準備をしていましたが着席して「ビビン冷麺」を注文しました。この店は葛を使っているだけあって麺が真っ黒です。ハサミを入れてかき混ぜてパクッ…麺が旨い！葛が入ることによってこんなに違うものなのかと驚きました。しかし若干ソースにコクが無いような感じで残念な気もしましたが、次回はムルネンミョンも食べてみようと思います。

そこを出てお隣の駅杏堂駅２番出口からまっすぐ５００ｍくらい歩いた所にある「パッカカルグクス（박가 칼국수）」に入店。ここも開店したばかりで従業員の方が食事をしていましたが着席させてもらいました。ここは「カルグクス」が名物なのでこれを注文。若干時間はかかりましたが運ばれてきたカルグクスには、これでもかっと云う程のアサリが入っていました。別皿に移し早速一口いただきます。うひょ～旨い！アサリから出汁が出て手打ちの麺もつるつると喉をとおります。キムチと一緒に麺を食べると更に美味さが増し、以前仁川で食べたあのカルグクスにも引けを取らない味だと思いました。ごちそうさまでした。

食事の後は、ソウル駅に行ってロッテマートでお買い物と思い杏堂駅に歩いて向かっていると、駅の真横にロッテマートが有ったので思わずここに入店してしまいました。さすがにソウル駅横のロッテマートに比べると規模は小さかったものの、品揃えは十分でまったく問題ありませんでした。さすがに店内に日本人の姿は無く地元の方々がゆっくりお買い物をされていました。今年韓国国内で品切れになるほどの人気になった噂の「コッコ麺」を大量購入したり、更に昨日一緒に飲んだ方に教わったスナック菓子「ポスティッ（포스틱）」もたくさん買いました。（ビールに良くあうスナックでとても美味しいです。次回も購入決定です、やはりこうした横のつながり情報は役に立ちます。）

更にキムチ売り場に行ってニンニクの芽キムチやさきいかのキムチなどを購入。初めてのアジュンマでしたが、たくさんサービスしてもらっちゃいました。（笑
ここで一端重い荷物を持ってホテルまで戻りスーツケースに荷物を入れてパッキング。重さもちょうど20Kg程度で帰国準備万端です。

さぁこれからまた食べますよぉー。鍾路3街→5号線→千戸駅→8号線→江東区庁駅3番出口から５００ｍくらいにところにある「フッマウルオリジナル（흑마늘 오리지날）」に入店。まだ夕方の為お客さんは一組しかおらず自由に着席できました。社長にお昼のランチメニューか？と聞かれましたが、いえいえもちろん通常メニューから鴨肉盛り合わせと黒ニンニクソース（中）を注文。ここの名物はこの黒ニンニクのソースなんです。栄養価の高い黒ニンニクを蒸してつぶし、五味子やクコの実などをミキサーにかけ、それらを一緒に混ぜ合わせたソースなんだそうです。アジュンマが鴨肉と黒ニンニクソースをお皿の上で混ぜ合わせ焼き台にのせてくれます。この鴨は一回オーブンで焼かれているので炙る程度で美味しいとの事です。
早速食べてみると・・・これが自然に笑みがこぼれるうまさ！これは旨いです！黒ニンニクソースは見た目は悪いですがニンニク臭さはなく、味は甘めで鴨肉との相性もバッチリ。鴨肉は予めオーブンで焼かれ余計な脂が落ちているのでしつこさは感じられません。メッチュからソジュに替え、あっ云う間に完食。日本ではなかなか味わえない美味しさで絶対お薦めの一店です！

鴨肉を堪能した後は本日のメインイベント会場に移動です。江東区庁駅前のバス停から３２２０のバスに乗ってオリンピック公園バス停で下車すると既にたくさんのファンの姿が！
そうなんです、本日はこれから『韓国国民的スター』または『国民の弟』と呼ばれる国内外で人気のスター「イ・スンギ」のコンサートに初潜入です！大好きなドラマ「華麗なる遺産」「僕の彼女はクミホ」の主演も務めていました。今回の訪韓中にたまたまコンサートが有る事を知り参加を決めました。この日は「CNBLUE」のコンサートも同じオリンピック公園内で有ったようで駅周辺はたいへん混雑していました。
コンサート会場に向かうと日本人の方の姿もたくさん見うけられ、改めてその人気を実感しました。会場前にはファンの方からのお米がたくさん山積みされていました。
会場はオリンピック公園・体操競技場、ＰＭ１７：４０くらいから入場となり、開演時間のＰＭ１９：００にはほぼ満員に。そしていよいよコンサートがスタート、先日発売された５集アルバムの曲などを立て続けに歌って会場は大盛り上がり。８割以上の女性ファンのスゴイ歓声で最初は驚きましたが、負けじと僕も声を張り上げました。さすが歌手に俳優にＭＣまで活躍するイ・スンギですからＭＣ能力も相当高かったです。来年には日本でのデビューも決定したそうで、日本国内でも人気になること間違いなしと確信しました。

第１部が終わってゲストの紹介、誰かな？と注目して聞いている「ＩＵ～」と紹介がありました。えええっ！うそっ！今年一番の驚き。（僕はＩＵが大好きなんです。）まさか念願のＩＵに会えるとは夢にも思わずテンションは最高潮↑。スンギファンの方には申し訳ないのですが、スンギ登場よりテンションＵＰしてしまいました（笑。
ＩＵは新曲「ノランナ（너랑 나）」と、大ヒット曲「チョウンナル（좋은 날）」の２曲を歌っただけだったのですが、僕にとってはまさかのサプライズゲストで驚きと感激でしばらくドキドキでした（笑。
その後「CLOVER」も登場し２曲歌って第２部へ突入。２部に入ってもすばらしいパフォーマンスを発揮して会場を盛り上げてくれました。終了予定時刻を１時間オーバーしてＰＭ２２：００過ぎにコンサートは終了しました。初めての韓流スターのコンサートは楽しく大満足な内容でした。

さてそれから時間は押していましたが、オリンピック公園駅→５号線→君子→７号線→論峴駅２番出口から５００ｍくらいのところにある「リブッチッ（리북집）」へ入店。ここはチョッパルが有名なのですが普通のチョッパルは食べたことがあったので、もう１つの名物料理「冷菜チョッパル（냉채족발）」の（中）とメッチュを注文。それと今まで食べたことがなかった「カムジャジョン（감자전）」も１皿注文してみました。
まずはメッチュでこの旅の成功と次回の訪韓を願ってひとり乾杯。続いてこれもこのお店で人気の「リブッチッ・マッコリ（리북집 막걸리）」を、やかんからアルマイトの容器に注いで飲んだら、ぷふぁぁー！これも冷えているのでうまい～。
そうこうしているうちに冷菜チョッパルが運ばれて来たので、上に乗っている野菜を崩しながらソースとチョッパルとを混ぜて食べてみると、うほっｗｗ！マスタードの効いたソースとチョッパルが相まってさっぱり感が満載で最高に旨いです！マッコリとの相性もピッタリ。カムジャジョンも運ばれてきたので食べてみると、焼かれたジャガイモの風味が出ていて、かぁぁ～これもうまいっ！最後の最後でまた大当たりのお店でニコニコです。
気分も良くなってたくさん食べすぎ、飲みすぎてしまいました。０時近くなってもお客の途切れない名店です。また店主は強面ではありますが実はとてもやさしく、私が日本人だとわかると色々気を使ってくれました。日本人の来店はまだ少ないとの事ですが、これだけ美味しければたくさん押し寄せるのも時間の問題だなと思いながら店を後にしました。ここもまたリピする店リストに加わりました。

今まで江南エリアのお店にはあまり手をつけなかったのですが、いよいよ江南エリアにも進出してしまいました（笑。他にも多数の名店が潜んでいそうなので次回の訪韓が楽しみです。

さて、いい気分でゆっくり飲み食いしていたら０時を回ってしまい終電も終わってしまったのでタクシーを捕まえて鍾路３街まで乗車。酔いもあって運転手に疎い韓国語で話しかけ２人で大笑いの車内、こうした異国の地でのコミニュケーションが大好きです。
最後にはタクシー代をまけてもらっちゃいました（笑。いい気分のまま最後の夜は更けていくのでした。