みえぽんの141回目韓国旅行-ソウル~全羅南道海南(ヘナム)~慶尚南道南海(ナメ)~ソウル周遊の4泊5日旅

シルバーウィークを利用した4泊5日の旅。

シルバーウィークを利用した4泊5日の旅。
5日間と期間が長いので、ソウルから遠く離れた全羅南道海南、慶尚南道南海を旅し、韓半島最南端タンクッマウル、龍頭山ケーブルカー、韓国33観音聖地のお寺(大興寺、菩堤庵)を訪れました。

<1日目:2015/9/18(金)>

会社は午後から半休。午前中で仕事を終え、成田空港へ向かいます。
昨年7月以来、久々のチェジュ航空を利用。チェジュ航空なので、第3ターミナル。
第2ターミナルから連絡通路を通り、第3ターミナルまで歩いていきます。
今回は地方を周遊し、決まった宿がなく荷物を保管できないので、スーツケースではなくリュックサックで来ました。
受託手荷物のないお客様専用カウンターがあり、預ける荷物がなく列に並ぶ必要がないので、早々とチェックインを終了。
搭乗待ち時間に食べるお菓子などをローソンで買いました。
昼食は済ませて来たので、フードコートで食事はしません。
まだ飛行機出発時刻の1時間45分前ですが、出国審査場へ向かいます。
何をうっかり勘違いしたのか、ローソンで1Lの飲料水を買ってしまい、出国審査場に入る前にここで1Lを一気飲みで飲み干しました。
成田18:30発の済州航空7C1103便、キム・スヒョンが描かれた機体で韓国へ飛びます。
離陸する前から目をつむり寝る準備。
成田~仁川のフライト時間約2時間半は睡眠時間にあてます。
搭乗開始時刻は少し遅れたけれど、定刻18:30にドアが閉まり動き始めた飛行機。
ふと目を覚ますと、機長から、順番待ちで離陸まであと10かかるとのアナウンス。
離陸する時刻は19:10頃になりそうです。離陸するまでに時間がかかり、到着時間が遅れるかと思ったら、仁川空港にはほぼ定刻通りの21:10頃に到着。
明洞のお店は23時まで開いていて賑わっているし、両替もしたいからこれから明洞に行く予定だったのに、中国からも飛行機が到着していて入国審査は大混雑で長蛇の列。
結局、AREXで仁川空港駅を出発したのは22:30前。
今夜の明洞行きは無理なので諦めます。電車の中でこれからどこに行こうかと考え中。
まずは夕食を食べて、ソルビンのピンスも食べたいし、買い物もしたい、ということで行き先は東大門に決定。
東大門に到着して、24時間営業で便利で、メニューがたくさんあって美味しくて、今どき6000WONで食べられる、夜中に行ってもお客さんで賑わっている食堂、ユジョン食堂に行きました。
メニューがたくさんありすぎて、食べたいものもたくさんあって迷いますが、ユッケジャンを注文。ぐつぐつ煮え立って湯気が出ています。
食後に無料のコーヒーを飲み、夜中0時を過ぎもうすぐ1時ですが、デザートを食べに次はソルビンへ行きます。
新メニューのメロン、マンゴーなどこちらもメニューがたくさんあり食べたいものがいっぱいで困りますが、ベリーとチーズ大好きなので、ベリーチーズソルビンコにしました。
ソルビンでピンスを食べた後は、ミリオレで服を見て行きます。
何か着られそうな服があれば買おうぐらいの軽い気持ちで、2階には上がらず1階だけささっと見ます。お、ここ1万WONで安くて普段着に使えるかも。
アジュンマが「タ~マノォン」と言ってます。店内にある服、全部1万WONみたいです。
安いので3点購入。
夜ももう遅いので、チムジルバンへ移動します。
バイヤーさんがたくさんいる夜中でも活気ある眠らない街を抜けて、静まり返った清渓川沿いの暗い道を歩くと、チムジルバンはもうすぐそこです。
今夜の寝床となるチムジルバンは黄金スパ。
入館した時刻がもう夜中の2時を過ぎていました。
遅いので脱衣所には誰もいません。浴室も掃除中で、すべての浴槽のお湯が抜かれていました。仕方なくシャワーだけにして、お風呂につかるのは明日の朝に。
結局横になったのは3時過ぎ。
明日は6:15にチムジルバンを出ると決めているので、5:30起床。睡眠時間は約2時間。

<2日目:2015/9/19(土)>

今日からソウルを遠く離れ、地方周遊の旅に出かけます。
まず目指す目的地は、全羅南道海南。
海南までは約4時間半かかるので、7:30始発のバスで行きます。
昨晩は掃除中で浴槽の湯が抜かれてお風呂に入れなかったので、5時に起きてお風呂に入り、身支度を整え、6:15にチムジルバンを退館。
7時に高速バスターミナルに到着しました。
せっかく早起きし気合が入っていたのに、7:30ソウル発の海南行き始発バスが売り切れ。
次の9:10のバスで行くことになりました。
バス出発時刻まで、まだ2時間10分もあります。
朝食を食べてその後にコーヒーを飲んでもあり余る時間。
バスターミナルから歩いてすぐの所にチムジルバンがあります。
今年の3月に見つけ、いつか行こうと思っていた所で、あさって地方からソウルに戻ってきた日の晩に泊まろうと思い、下見に行くことにしました。
チムジルバンの下見を終え、セントラルバスターミナル内にある、プクチョンソンマンドゥでマンドゥクッの朝食を食べました。
朝食を食べ終わり、スターバックスでスマホとデジカメの充電もして、ようやくバス出発時刻が近づいてきました。
9:10出発のバスで海南へ向かいます。
バスは途中、公州近郊の正安サービスエリアで休憩し、海南に着く1時間前に2度目の休憩をし、ソウルを出発して4時間50分後の14:00に海南バスターミナルに到着。
海南での訪問地は、韓国33観音聖地の大興寺と頭龍山ケーブルカー、韓半島最南端の地であるタンクッマウル。
今日お寺と頭龍山に行き、明日タンクッマウルに行く予定でしたが、訪問順を変更してこれからタンクッマウルに行くことに。
タンクッマウル行きのバスは14:30出発。まだ30分あるのでバスターミナル周辺を散策。
バスターミナルの近くに、予め地図で見つけて今夜はここに泊まると決めていたチムジルバン、ヘナムチャムスップルガマサウナを見に行きます。
24時間営業なので、とりあえず本日の寝床は確保できました。
バスターミナル内で、24時宝石ランドチムジルサウナという別のチムジルバンの看板を見ました。海南バスターミナル○○アパートの向かいと書いています。
看板を見ると新しくてキレイな感じで、ちょっと見に行ってみようとチムジルバンを探しに行きました。
アパートがある方へ歩いていると、「24宝石サウナチムジルバン⇒」の看板を発見。
この看板からすぐの所にチムジルバンの建物がありました。
ヘナムチャムスップルガマサウナよりも、こっちのチムジルバンの方が新しくてきれいに見えるので、今夜の寝床も変更し、ここにします。
ここ海南はソウルと違い、カフェもたくさんありません。バスターミナルの近くにDROPTOPがありました。夕食後のデザートはここで食べることにします。
14:30になり、タンクッマウルに向けバスは出発。
初めは起きていたけどいつの間にか寝てしまい、目覚めた時にはバスに乗車してから60分程経っていました。タンクッマウルまでは約1時間で到着するはず。
運転手のアジョシにはタンクッマウルまで行くと言ったから、まさか寝過ごしてはいないかと心配しましたが、道路標識にタンクッ↑の表示があり、一安心。
しばらくして、タンクッマウルのシンボルである展望台が見え、タンクッマウルに到着。
ここからは蘆花島や甫吉島へ行く車両も積載できる船が出ています。
ちょうど船が着きました。
この散策路を行くと展望台やタンクッ塔へ行けるようです。
散策路を進むと、モノレール乗り場がありました。展望台がある所まで行けます。
行きか帰りかどちらかをモノレールに乗るつもりでいましたが、このまま散策路を進み、展望台まで歩いて行くことにしました。 ずっと上り階段が続き、疲れてきました。
「展望台まで400m、タンクッ塔まで130m」の標識が現れ、展望台へは上り階段、タンクッ塔へは下り階段なので、まずは下りのタンクッ塔方向へ進みます。
タンクッ塔が見えてきました。韓半島最南端の地を示す塔です。
この塔からまだ階段を下りて下へ行けます。この辺りはすごく景色がいいです。天気がよく海がキラキラ光っていました。
来た道を戻り、標識があった分かれ道まで戻ってきました。
ここから展望台方向へ進みます。
途中、年配夫婦とすれ違い、アジョシが「チョンマデカジカルコエヨ」と尋ねてきました。「マ~ニヒムドゥロヨ」とのこと。
展望台までの道のりは苦しそうです。ずっと上り階段が続きます。上り階段の連続。
アジョシの言う通り、ヒムドゥロ~。この日は暑く、顔から汗も吹き出します。
ようやくタンクッ展望台に到着。
展望台前から海が一望できます。
行きは歩いて展望台まで来ましたが、帰りはモノレールに乗ります。
モノレールからの海が見える景色も良かったです。
海南バスターミナルの近くに24時間営業のチムジルバンがなかったら、今夜はタンクッマウルに泊まるつもりでした。
ペンション、民泊などのたくさんあり、雰囲気がいい泊まってみたいと思う宿泊施設もありました。
海辺の町なので、海産物を食べられる食堂もたくさんあります。
マウルに観光案内所があり、バスについて尋ねると、向かいのスーパーでバスの切符が買えるとのこと。海南行きのバスは30分後に出発します。
時間があればここで食事していっても良かったけれど、食堂で食事する時間はなく、コンビニでアイスを買い、バスを待ちます。
タンクッ展望台が見えます。あそこからモノレールに乗り下りて来ました。
タンクッマウルからバスに乗り、1時間後に海南バスターミナルに戻ってきました。
バスターミナル付近に食堂が何軒かあるので、これから夕食場所を決めます。
ソウルのように、よりどりみどりというわけではありません。
店内お客さんがいっぱいですごく繁盛しているお店がありました。チョッパルのお店です。チョッパルはあんまり好きじゃない。
ここは生コギ専門店。サムギョプサル、モクサルが食べられます。
サムギョプサルが大好きで、韓国滞在中は最低1回はサムギョプサルを食べたいので、ここにします。
入店する時にアジュンマに1人でサムギョプサル二人前を食べると言うと、大丈夫か?みたいな表情をされましたが、余裕、余裕。いつも一人で2人前食べてますから。
この食堂の隣は24時間営業チムジルバン、ヘナムチャムスップルガマ。
ここに泊まる予定でしたが、海南に着いてからバスターミナルに近くで見つけた別のチムジルバンで今夜は寝ます。
サムギョプサルを食べた後は、すぐ近くのカフェ、DROPTOPへ。
付近にカフェといえば、ここしかありません。ピンス、ケーキ、ジェラートがあります。
マンゴーココピンスを注文しました。
飲み物を買いにハナロマートへ寄ってから、チムジルバンへ。
建物の外観からは新しくてきれそうなチムジルバンだったのでここで寝るのを楽しみにしていましたが、チムジルバン共有スペースは子供が1人TVを見ていたほかには、男性が3~4人いただけで人が少なく、奥の方は電気が消えていて真っ暗で、う~ん、期待外れ。
女性用睡眠室もなく、TVがある明るいところを選んで寝ました。
こっちのチムジルバンに来たのは大失敗。

<3日目:2015/9/20(日)>

一晩寝た期待外れのいまいちなチムジルバンを出て、バスターミナルへやって来ました。
今日の行き先は観音33観音聖地の大興寺と龍頭山ケーブルカー。
昨日のうちに、大興寺行きバスの出発時間を確認しておきました。
6:50始発の小さいバスで行きます。
約15分で到着。
食堂が並ぶ通りを進み、大興寺へ向かいます。
券売所で拝観券を購入し、さらに先を進みます。
思ったより長い道のりです。
お土産屋さんがありました。お店の前の川では川岸にテーブルがおいてあり、簡単な食事もできます。
こちらはお茶などが飲める場。
有名な老舗旅館、遊仙館もありました。予約が取りにくい、評判もよい旅館のようです。
お寺へはまだ到着しません。
バスを下りて30分以上歩き、ようやく一柱門にたどり着きました。
解脱門を抜けるとお寺の境内。
大きなお寺で境内が広いです。
連理根。大きな木の前に何やら説明が。2本の木が根っこ部分でつながっています。
大興寺の拝観を終え、またまた30分以上かけて来た道を戻ります。
途中で横に曲がり、ケーブルカー乗り場へ。
海南ヘナムの空の道、頭龍山ケーブルカー乗り場まで、直進あと200mです。
ケーブルカー乗り場に到着。
売り場の女性が乗車券と一緒にコインロッカー用の100WON硬貨を渡してくれ、荷物は後ろのコインロッカーに入れるよう言われました。
重い荷物を持ち歩いていたので助かりました。デジカメとスマホだけ持ち、あとはすべてコインロッカーに置いていきました。身軽になって出発。
乗車券を購入した受付の女性が来て、「日本人ですか?」と尋ねてきて、本を一冊くれました。日本語で書かれた、全羅南道、慶尚南道、釜山の観光ガイドブックで、日本ではあまり知られていない観光地がたくさん紹介されています。
ケーブルカーの乗客は3人家族の親子と私、係員だけ。
係員が韓国人の親子に、上に上ると韓半島の地形の景色が見えると話していました。
ケーブルカーを下りるとすぐに、韓半島を見つけました。
遊歩道が設けられており、その先には展望台が見えるので、行ってみることに。
展望台までは整備された階段の道を登って行きます。
ずっと登り階段ですが、きつくはありません。
展望台に到着しました。
建物の中は海南郡の観光紹介所みたいになってました。
展望台に上がってみました。ここからも韓半島の地形が見えます。
しばらく景色を360°楽しみ、ケーブルカー乗り場に戻り、下山しました。
時間があれば食事してから帰ろうと思ったけど、あと10分でバスが来るので、食事は海南バスターミナルの近くですることにします。
バス乗車後、約15分後に海南バスターミナルに到着。
昼食を食べる前に、先にバスの切符を購入しておきます。
次の目的地は慶尚南道の南海ナメ。海南から南海への直通バスはなく、まずは順天を目指します。順天に行くバスの出発時刻は13:00、13:55。
食事だけではなくその後にデザートも食べたいので、13:55のバスにしました。
昼食はバスターミナル近くの食堂で、焼魚もついているバンチャンの小皿がたくさんあるペッパンを食べました。
食後は、昨晩も来た近くのDROPTOPへ。付近にカフェはここしかありません。
昨晩はマンゴーココピンスを食べ、今日はブルーベリーピンスにしました。
13:55になり、バスは南海を出発しました。途中、康津、長興、宝城、礼堂、筏橋など何ヶ所ものバスターミナルを経由し、約2時間後の16:00に順天に到着。
チケット売り場で次の南海行きの出発時間を調べたところ、3時間半後の19時発のバスが最終便。その前は、20分前の15:40にバスが出ていました。
19時のバスチケットを購入し、3時間半のフリータイム。
何か食べて時間をつぶそうと、まずはバスターミナル内にあったトーストのお店Isaacへ。
トースト一つ食べただけでは、まだまだ時間があり余っているので、場所を移動し、バスターミナルの近くのカフェへ。
ケーキを食べて、ネットを見て、スマホとデジカメの充電もしました。
順天に着いた時は明るかったのに、もうすぐ19時で暗くなってきました。
南海行きバス出発時間まであと40分。そろそろターミナルへ移動し、ターミナル内でバスを待ちます。
ようやく19:30になり、バスは南海に向け順天を出発。途中、2ヶ所のバスターミナルを経由し、約1時間後に南海バスターミナルに到着。
南海に来る前にバスターミナル周辺の地図を見て、バスターミナルから10~15分歩いたところにある郵便局の近くに、現代テーマチムジルサウナがあるのを見つけました。
24時間営業のチムジルバンであることを期待し、今夜の寝床にするつもりでそのチムジルバンへ行ってみたら、一応建物はあったけど暗くて怪しくて、アジュンマにここチムジルバンですかって聞いてみたらどうやら違うよう。
なので、今夜のチムジルバン泊がなくなり、仕方なくモーテルに泊まることに。
付近に見えている範囲内でいくつかあるので、まずは外観が一番良いところへ行ってみると、受付のところに金額が表示されていて、休日宿泊55000WONと書いています。
今夜の宿泊費は1万WONのつもりだったので、ここは即却下。
少し歩いたら、外観キレイ、なんか良さそうなモーテルを発見。料金を聞いたら5万WON。ここに決定です。「チョムサゲアンデェルカヨ?」と言うと、4万5千WONにしてくれました。
しばらく荷物整理や明日の準備などをし、夕食を食べに出かけます。時刻はもう22時過ぎ。どこのモーテルに泊まろうかとうろうろしている時に見かけたお肉の店に行こうとしたら、電気が消えていてもう閉店。あまり食べるところもなく、24時間営業でなんでもある、キンパッチョングッへ。
「チャムチヤチェポックンパッ チュセヨ」と言った瞬間に、
「あなた韓国人じゃないでしょ」といきなり日本語で言われ、ビックリ。
「日本人ですか?」50~60代のアジュンマが流暢な日本語で話しかけてきたので、しばらく日本語で話することに。
アジュンマに、どうしてそんなに日本語が上手なのか尋ねると、数年前まで約30年間ほどずっと日本で暮らしていたんだそう。
1人で来たのか、南海には何しに来たのか、色々聞かれお話ししました。
食べ終わり、アジュンマにさよならを言ってお店を出ました。
ポックンパッを食べた後は、もちろんデザートを食べに行きます。
モーテルからキンパッチョングッに行く途中にあったカフェへ。
閉店時間を尋ねると、結構遅くまで営業していたので、甘いものを食べて休憩してからモーテルに戻りました。

<4日目:2015/9/21(月)>

ここ南海に来た理由は、韓国33観音聖地のお寺、菩堤庵ポリアムへ行くため。
ネットで”菩堤庵”と検索してもあまり情報がなく、DAUMのキルチャッキでバス路線を調べてもバスの本数も少ないようです。
自家用車がないと菩堤庵へ行くのは難しいのかと思っていたら、南海郵便局前から信徒用バスが菩提庵まで運行しているとの情報があり、このバスで行くことに。
昨晩夕食を食べたキンパッチョングッのアジュンマにバスの時間を聞いたら8~9時頃にバスが出発するとのこと。モーテルをチェックアウトし、歩いてすぐ近くの郵便局へ。
8時からずっと待ち続けていましたが、いつバスが来るのかわからず、郵便局の前を掃除していたアジュンマにバスの出発時間を尋ねると、郵便局の真ん前の服屋さんの前にもうすぐバスが来るとの返事です。
結局バスが来て出発したのは9時。
20人以上が乗れる小型バスですが、乗客はアジュンマと私の2人だけ。
途中、南海バスターミナルに寄りアジョシ1人を乗せて、約30分後にお寺の券売所まで連れてきてくれました。
バスを下りて、お寺までは山道を登って行きます。距離が少しあります。途中、岩肌むき出しの岸壁が。
標識がありました。菩堤庵まではあと100m。ここまでずっと登り道だったのに、ようやく下り道に。
階段を下りきると、ようやくお寺に到着しました。
菩提庵は日の出が美しいことでも有名なお寺で、江原道の洛山寺、江華島の普門寺並ぶ韓国3大祈祷場のひとつ。
心を込めてお祈りすると、一つの願い事はかなえてくれるそうです。
萬仏殿は断崖ギリギリの所に立っています。
境内の至る所から岩山が眺められ、むき出しの岩肌がすごく迫力があります。
遠くには海も見えます。
海水観音像の前では、熱心にお祈りしている人たちがいます。
韓国人男性3人組から写真を撮って下さいと頼まれ、少しお話しました。
そのうちの一人の男性も、この海水観音像の前でお祈りしたそうです。
祈りをささげる前に、立ってひざまずいて頭をつけてを108回繰り返したそうです。108回するのに17分くらいかかったと言ってました。
そこまでしないと願い事をきいてくれないのか?と尋ねたところ、そうではないそうです。でもやはり、いくつもお願いすると観音様は聞き取れないので、願い事はひとつだけだそうです。
私も一つ、観音様が理解できるよう韓国語でお祈りをしました。
海水観音像の近くにある石塔は慶南有形文化財74号の菩提庵殿三層石塔で高麗時代初期の作品らしいです。
お祈りもし、菩堤庵を後にします。山道を下り、券売所まで来ました。
お寺からバスがいつ出発するのか券売所にいたアジョシに聞きました。
現在の時刻11時過ぎ。次にお寺からバスが出るのは13:20です。
2時間以上あるので歩いてバス通りまで出ると言うと、ここから下の駐車場に行くまで歩いて40分。さらにそこから南海バスターミナル方面に向かうバス車道に出るまで歩いて1時間もかかるとのことです。
また、バス停留所にたどりついてもバスの本数がなく待たなければならないと言います。
12時前からお寺で昼食を食べることが出来るので、お寺に戻り食事して、13:20のバスに乗るのが良いと提案されました。
自力で1時間40分も歩き続けてバス停まで行く気力はなく、その方の意見に従うことに。
しかし、ここからお寺までは近くもないし、また山道を登って行かなければなりません。
来た道を引き返し、またまたお寺へ向かいます。
昼食時間までまだ時間があるので、また海水観音像の前に来ました。
朝に郵便局から私と一緒にお寺のバスに乗ってきた女性が、熱心にお祈りされていました。
お祈りが終わったようで、海水観音像の前で写真を撮ってくださいと頼まれました。
そろそろ昼食時間です。昼食は、萬仏殿で頂くことが出来ます。
ご飯やキムチチゲなど、自分で自由に取る形式です。
隣のテーブルでは、さっき写真を撮るよう頼まれた女性が、同じテーブルのアジュンマ達に、あの子は日本人よ、と私のことを話しています。
ジャガイモの天ぷらみたいなのが美味しくて、おかわりしに席を空け、席に戻ってきたら、テーブルの上にビニール袋に入ったお餅と飴が置かれていました。
餅も飴も食事と一緒で、自由に取って食べてもいいものです。
お寺で食べてもいいけど、お餅をビニール袋に入れて持ち帰ってもいいのかな?と思ったけど、日本から来た私の為に隣のテーブルのアジュンマが親切心でビニール袋に入れてお持ち帰り用のお餅を用意してくれたので、カムサハムニダーとお礼を言い、持ち帰り残さず食べることにしました。
ちなみにお寺での食事は無料で食べることが出来ますが、食事提供場所近くに箱が置いてあり、気持ち少しだけ食事代を入れておきました。
お寺での食事、感謝して美味しく頂きました。
私に食事していくように言ってくれたアジョシにも美味しく食事をしたとお礼を言いました。
バス出発時間までまだ30分程あり、ベンチに座って待ちます。隣に座っていた年配のアジョシが話しかけてきて、日本から来たとか少しお話しました。
聞き取れないこともあり、うん?と返事できずにいたら、「○○○○と聞いていますよ。」と日本語で通訳してくれた女性が。その女性は日本人で、釜山からここに来たとのこと。
私以外に日本人女性一人旅の旅行者がいるとはビックリ。
その女性もお寺のバスに乗って帰り、約30分後に南海バスターミナルに到着。
まずは、先にソウル行きのバスチケットを購入します。
15時出発です。バス出発時間までまだ1時間あり、建物の1階にある24時間営業のマートへ行ってみます。
お菓子や飲料水など、ソウルのHOMEPLUSやe-MARTで売っている値段よりも安く激安価格で、アイスクリームも1本300WONで、もう驚きの連続。
激安マートで買い物した後は、バスターミナル建物内のYOGER PRESSOへ。
ソウル行きバス出発時間まであと30分あるので、ここで休憩します。
あれも食べたい、これも食べたいと思う美味しそうなスイーツがいっぱい。
激安マートで1個300WONのアイスを2本買ったので、アイスもここで食べました。
さて15時になり、バスはソウルに向けて出発です。ここ南海からソウルまでは約4時間半の道のりです。
途中、大田の近くのシンタンチンのサービスエリアで休憩。新しくチュロスの店がOPENしたようで、1本購入。
南海ナメを出発して約4時間半後の19:30頃にソウル南部バスターミナルに到着。
この近くで夕食を食べようと、付近を歩いて美味しそうな食堂を探し、24時間営業のチゲチッ、このお店にしました。
メインメニューはトンテジキムチチゲ。お客さんみんなこのキムチチゲを食べています。
キムチチゲがとても美味しそうで迷いましたが、サバが好きなので、焼魚コドゥンオにしました。テンジャンチゲもついています。
時刻はまだ21時前。
韓国到着日に出国審査が激混みで時間が遅くなり明洞に行けなかったので、帰国前夜、韓国最後の夜、両替もしたいのでこれから明洞に行きます。
明洞大使館前で1万円を7月は92300WON、8月は95500WONで両替、この日は9万7千WONでした。
久々にBEANS BINSのワッフルを食べました。
しばらく休憩して、チムジルバンへ移動します。
今年の3月に高速バスターミナルの近くに見つけたチムジルバンで、いつか行こうと思っていた場所。一昨日、海南へ発つ前に時間があった時に下見もしておきました。
ビルの中から階段を下りた地下1階が入口で、思ったより中は広かったです。
プルハンジュンマクがある部屋が女性専用部屋になっていて、この部屋で寝ました。

<5日目:2015/9/22(火)>

4泊5日旅の最終日。
仁川15:05発の飛行機で帰国するので、午前中にマートで買い物してから空港に向かいます。
マートでの買い物が大好きで、e-MARTとHOMEPLUSの両方に行ける新道林にやって来ました。ホテルで1泊もしないので荷物を置いておく場所がなく、かさばり荷物になるお菓子は最終日に買います。
まずはe-MARTから。会社で配るお菓子や250個入りスティックコーヒーなどを購入。
続いては、地下道を通り、線路を挟んだ反対側にあるHOMEPLUSへ。
では、そろそろ仁川空港へ向かいます。今から行けば、出発2時間前以上の到着です。
新道林駅から地下鉄2号線で弘大駅まで乗り、弘大駅でAREXに乗り換え。
しかし、荷物が超重たい。スーツケースは持ってきていないのに、マートでお菓子などを買い、帰国日には鞄は4個にまで増えてしまいました。
チムジルバンを出る際、リュックと手提げかばん2つを体重計で重さを測ったところ10kgを超えていたのに、スジのコーヒーなどが加算され、チェックインの際に手提げかばん以外の3つの荷物の重さを測ると14kgを超えていました。
空港に到着すると、C出口とD出口の吹き抜けになった所に人だかりができていて、
ステージ上で何かイベントをしていました。
チェックインを済ませ行ってみると、有名なグループの歌手なのか誰だか分かりませんでしたが、歌を歌っていました。観客がたくさんいて、みんな写真を撮っていたので、結構有名なスターだったのかもしれません。
最後にデザートのアイスクリームを食べてから帰ります。
食べ終わりステージに戻ると、イベントは終了していて歌手もお客さんもいなくなってスタッフさん達が撤収作業をしていました。
仁川空港15:05発、済州航空7C1104便で帰国。
食事はできなかったので、成田空港に到着して、第3ターミナルのフードコートでうどんを食べてから帰りました。

いつもはだいたい2泊で行く韓国。今回は連休を利用しての4泊5日の日程なので、前からずっと行きたいと思っていたけどソウルや釜山から遠く離れていてなかなか行けなかった、全羅南道海南、慶尚南道南海を旅してきました。
韓国33観音聖地の33ヶ所のお寺、海南の大興寺と南海の菩堤庵を訪れ、33ヶ所まで残り5ヶ所となりました。
みえぽんの141回目韓国旅行終了です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-10-16

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